東北の片隅で、妻の真弓と暮らす拝み屋・郷内心瞳。霊感などないはずの真弓も、人ならざるものが見えているようだ。 真弓の献身的な支えもむなしく、中学時代から郷内をつきまとう少女・桐島加奈江が再び現れる。加奈江の暴挙は日に日に激しさを増し、その魔の手は妻・真弓にも迫る。 心身ともに衰弱した郷内のもとへ、霊能者・小橋美琴から相談の依頼が入る。