ひときわ鋭敏な感覚を持って生まれたものの、愛情のない結婚生活を維持して離婚した極めて鈍感な親に傷つけられ、思春期以降ずっと個人主義者として生きてきたジヨンは、ある日、クレームをつけるため呼び鈴を押して玄関をたたく隣の部屋のビョクスと出会うことになる。ストーカーのような元彼に苦しめられていたジヨンは、元彼女の心をつかむためにしつこく痴態を演じていた隣の部屋のビョクスと再び衝突する。悪縁となった二人は会う度に言い争う。さらにジヨンはビョクスが自分の部屋の暗証番号4桁を知っていると考え、誰も使わない12桁に変えてしまう。