大量殺人の過去を持つ村に名家の跡取りとして招かれた辰弥。 それが悲劇の発端だった。 祖父、異母兄…次々殺害される関係者。 辰弥の異母姉の春代、分限者に身を寄せる美也子は、苦しむ辰弥に思慕を抱く。 だが殺人はとどまるところを知らない。 やがて辰也の秘密を探り当てた耕助だったが、当の辰弥は、たたりを恐れる村人によって鍾乳洞の奥に追い詰められていた。