オーストラリア先住民女性初の上院議員として注目されたアレックスは、腐敗した与党に見切りをつけ、自分自身の意思で先住民社会を向上させようと動き始める。志を新たに野党に移籍するも意欲を踏みにじられたことで離党し、地元選挙区から無所属で立候補すると電撃発表。派閥の一員ではなく「独立した政治家」としてクリーンで地道な選挙活動を始めたアレックスは、同じく無所属での立候補を表明した元首相レイチェルと再会し、二人は〝悪しき政界の変革〟のため再び手を組むことに。さらに新首相の座を狙う二大政党が議席の過半数を獲得しようと無所属議員の争奪戦に乗り出した。そんななかアレックスは「ベイト15」と名乗る不気味な人物からの誹謗中傷や殺害予告に追い詰められ、ついに愛する息子の身に危機が...!! 政治生命も私生活も激動を極めるアレックスに、人生最悪の衝撃が襲いかかる──!!