60年代後半から70年代初期にかけて、世の中は革命の真っただ中にあった。ブラジャーが燃やされ、開放的な性がもてはやされるなか、ウィリアム・マスターズとバージニア・ジョンソンは性革命の火付け役として恩恵を受けるとともに、重圧も感じていた。仲たがいをした2人は、ウソに苦しみつつ、公私にわたって少しずつ自分の立場を変化させていく。時間をかけて、苦心しながら、そして自ら意外に思いながら、2人はまたお互いのもとにたどり着く。