総長の首
総長の首
1979 · ドラマ · 日本
137分

昭和初期の浅草は、まだ関東大震災の爪痕をそこここに残し、ルンペンや酔漢、春を売る女たちが街に溢れ、歓楽の華やかさの中にも、侘しさが漂う街だった。チンピラやくざの集まり、血桜団々員新堂卓は震災の時声を失った口の不自由なストリート・ガール木内朝子のヒモをしていたが、貸衣裳屋をしている井関小夜子が好きだった。当時の浅草には全国に縄張を持つ関東侠友会と浅草を根拠地とする花森組が張り合っていたが、花森組長と侠友会幹部有田栄吉が兄弟盃を交していたため、どうにか双方の均衡が保もたれていたが、血桜団の新堂卓、長谷部稔金井鉄男の三人は徐々に花森組の縄張を侵食し始めた侠友会小池組の組員二人を射殺した。