ホールディング・リアット
Holding Liat
2025 · ドキュメンタリー · アメリカ
93分
2023年10月7日の朝、ガザ地区との境界から2km足らずの場所にあるイスラエル南西部のキブツ(農業共同体)、ニールオズがガザから侵入したハマスの武装勢力に襲撃される。住民およそ400人のうち、4分の1が殺害されるか人質となるという壊滅的な被害を受け、リアット・ベイニン・アツィリと夫アヴィヴもガザへと連れ去られる。リアットの父でアメリカ人のイェフダら家族は、ふたりを救うため行動を開始。まず、リアットがアメリカ国籍を持つことから、イェフダは人質解放を求め、バイデン政権に働きかける代表団の一員として訪米する。しかし、人質家族の存在がイスラエル政府による戦争継続の「理由」として利用されている現実を知り、イェフダは愕然とする。ネタニヤフ政権に批判的なイェフダは、首相は自身の投獄を免れるために戦争を長引かせていると非難。だが家族や関係者の中には批判よりも救出を優先すべきだと反発する声も上がっていた。一方、イェフダの兄で中東史の教授・ジョエル・ベイニンは彼らとは異なる見解を明らかにする。かつてイスラエルに移住したジョエルは、暮らしていたキブツがパレスチナ人の村の上に建てられたことを知り、アメリカへ戻ってきた。そんな過去を持つ彼は、10月7日以前からの構造的問題に目を向ける必要性を訴える……。