国境のかなたに明日はない
Young Billy Young
1971
西部の町には血の気の多い若者がゴロゴロしている。カッコいいガンマンに憧れ、いつかは自分の名が町から町へ響き渡ってゆくのを夢みて、無謀なことをやってばかりいた。ビリー・ヤング(ロバート・ウォーカー・ジュニア)とジェシー(デイヴィッド・キャラダイン)もそんな輩である。ニュー・メキシコの小さな町で騒動を起こしたビリー・ヤングを助けてくれたのは、ベン・ケーン(ロバート・ミッチャム)という無愛想なガンマンだった。ベンはローズバーグの町で保安官を勤めるべくヤングを連れて出発した。着くやいなや、町のボス、ジョン・ビーアン(ジャック・ケリー)が現われ、この町に保安官など必要ないと脅して帰った。ビーアンの女リリー(アンジー・ディッキンソン)もベンに町を出るよう忠告したが、ビーアンの用心棒フランク・ブーン(ジョン・アンダーソン)こそ、ベンにとって忘れられない名前だった。父のようなガンマンになろうと背のびした息子はブーンの凶弾に倒れたのだ。ビリー・ヤングはベンに息子を思い出させた。リリーの警告通り次々と殺し屋がこの町に送り込まれてきた。その中にはジェシーもいた。誤って老医師を射ったジェシーをベンは逮捕したが、彼がブーンの息子と知って留置場に入れて人質とした。しかし事情を知らないビリー・ヤングは友だちがいにジェシーを逃した。リリーに事情を聞かされて助っ人をかって出たビリーに、ベンはきっぱり断って、1人対決に向かった。このとき乗り込んできた駅馬車に飛び乗ったベンは、疾走する馬車から次々と伏勢を射ち倒してゆき、待ち構えるブーンもみごとな一撃で地に這わせた。ベンは酒場からリリーをかっさらって駅馬車に放り込んだ。後に残ったビリー・ヤングの胸には保安官バッジが輝いていた。