懐かしの巴里
DIE LIEBE DER JEANNE NEY
1927 · ラブロマンス/ドラマ · ドイツ
100分

ロシアの革命の後、フランスの少女ジァンヌ・ネイは父のアルフレと共に、戦乱の巷モスクワを逃れて、クリミアに移住していたが、ここでも再び内乱が勃発して、父親は敵軍の一人のために射殺され、ジァンヌはパリへ追放を命ぜられた。父親を射殺したのは、モスクワ時代からジァンヌと相思の間であった青年アンドレアス・ロボフであったが、ジァンヌは今雨の降りしきる埠頭で彼と別れを惜しみ、マルセーユをさして出帆した。ジァンヌはパリへ帰り、叔父レイモンを頼って、そこでタイピストとして働いた。レイモンは欲深い冷酷な男であったので、それにつけ込んで、ハリビエフといういかさま師が大金持と称して彼の家に入り込み、娘のガブリエルが盲目であるのを奇貨として、彼女を誘惑し、遂には婚約を結んでしまう。アンドレアス・ロポフは、ある理想主義的な政治団体に所属していたが、そこの海外派遣員としてパリへやって来た。二人の若者の楽しい生活がしばらく続いた。レイモンは私立探偵を職業としていたので、あるアメリカの富豪の紛失したダイアモンドを発見して、五万ドルの賞金を受けることとなったが、その事情を知ったハリビエフはレイモンを絞殺して、ダイアモンドを強奪して逃走した。殺人の嫌疑は、ハリビエフの奸策によってアンドレアスにかかり、即座に警察の手に捕縛された。ジァンヌ・ネイは、しかし、愛人の為に身を賭して奔走して、結局真犯人がハリビエフである事を発見し、最後の瞬間にアンドレアスは青天白日の身となることが出来た。