風の前奏曲
The Overture
2004 · ドラマ · タイ
104分

1人の老人がいま、息を引き取ろうとしていた。第2次世界大戦下、国家政策としての近代化至上主義と、それに伴う伝統芸能の“禁止統制”という名の弾圧にも決して屈することのなかった”ラナート”奏者ソーン・シラパバンレーン師(アドゥン・ドゥンヤラット)である。300以上の曲を作り、それらが現代でも名曲として伝えられ、国民的尊敬を集める師の脳裏に、若き日の想い出が去来する…。19世紀末。タイがまだシャム王国と呼ばれていた時代、バンコク近郊のアンパワーでソーン(アヌチット・サパンポン)は生まれた。父は音楽の師匠であり、地元でも名の知られた伝統楽団を率いていた。