さすらいの航海
Voyage of the Damned
1976 · ドラマ · イギリス
155分

1939年5月13日。ハンブルクよりドイツ客船SSセントルイス号が出港した。乗客はナチ・ドイツから逃れようとする937名のユダヤ人。彼らの胸には、脱出できる喜びと再び故国にもどれない悲しみとが交錯する。乗客の顔ぶれもさまざまだ。元弁護士カール(サム・ワナメーカー)と妻リリアン(リー・グラント)そして彼らの娘アンナ(リン・フレデリック)、ハバナから仕送りしてくれる娘の元へ行くハウザー夫人(マリア・シェル)、ドイツ名家出身のデニス(F・ダナウェイ)とベルリン大学教授の夫エーゴン(オスカー・ヴェルナー)等々。そんな乗客を複雑なおもいで静かに見守る船長はシュレーダー(マックス・フォン・シドー)だ。船旅は快調だったが、やはり暗い影はぬぐいきれなかった。