코멘트
てる

てる

2 months ago

4.0


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괴담

영화 ・ 1964

평균 3.4

なんだかさらりと観てしまった。もっとじっくり観ればよかったと後悔している。 面白い作品だった。日本の映画ってすごいんだぜ! って胸を張って自慢をしたくなるような作品だった。 錚々たる名優たちの名演技。 Wikipediaを見ると、有名な俳優ばかりで、いつまでも見終わらない。 この作品ってなぜ埋もれてしまっているのだろう。私が知らないだけか。 すごい作品だった。 名優たちもさることながら、映像のクオリティが高い。カメラマンの画作り、ライティングの力強さ、大掛かりな美術、細かい装飾。挙げるとキリがない。 物凄い予算をかけて、贅沢に作られているのが伝わる。この当時の最高峰の技術を持ったスタッフが全身全霊をかけて作り上げたのだろう。その熱量たるや凄まじい。 これから映画作りを志す者はこの作品を観た方がいい。 『耳なし芳一』 しっかり観たのはいつ以来だろうか。おそらくテレビで放送されたものを観たのだろうが、大人になると色々と観る視点が変わる。 とても良く出来た面白い話しだ。平家の亡霊たち、その亡霊たちに見初められた芳一、坊さんたちの対処方法、結末。どれを取っても良く出来た設定だ。突出しすぎず、だからといって地味過ぎず、効果的で、とても良い塩梅なのだ。 芳一役の中村賀津雄は素朴で実直で、琵琶法師の実力も確かに兼ね備えているのが伝わる。平家の亡霊に見初められるのも頷ける。 丹波哲郎、志村喬、田中邦衛、存在感のある名優たちが脇を支え、日本を代表する怪談を、何の懸念もなく、負い目もなく、どっしりと制作していただいた。感無量である。 それにしても、平家の亡霊のセットは凄かった。水の上に建てられたセットは圧巻だった。邦画の歴史に残るセットだと思う。 他の作品も凄かった。 三國連太郎、仲代達矢この人たちって本当にカッコよかったのね。今の時代の男にはない色気がある。迫力がある。 あと、特筆すべきは岸惠子。本当に美人だこと。この人もまた、現代にはない芯の強さや、奥ゆかしさがある。内側から滲み出る美しさがある。大和撫子とはこういうことなのかと思わされる。 怪談っていいよね。 怖い話は大好きなのだが、時代劇の怪談はまた違う怖さがある。その時代に根付いている風習や思想、様々なものが伝わってくる。 その時代にどのようなものが恐怖とされていたのか、どのようなものが禁忌とされていたのかよくわかる。 この作品はその当時の日本の文化が色濃く表されている。 海外でこの作品は評価されたそうだが、この作品を面白いと思える海外の方の感性に称賛を贈りたい。 ある程度、日本の文化を理解していないとわからないこともあるだろう。独特な奥ゆかしさ、侘び寂びがわからなければ、この作品の魅力は伝わらないだろう。 日本人の若者たちよ。これが日本のホラーだぞ!