あれ、シーズン2は『ファインダーズ・キーパーズ』ではなく『任務の終わり』を先にやっちゃうんですね。ま、勿論、ドラマの流れからは、その方が分かり易いからでしょうか。『任務の終わり』を読みたいがために、それほどの評判ではなかった『ファインダーズ・キーパーズ』を先に買って読んだ自分としては、あ、ずるいって感じもありますが、あ、いや、結局、『ファインダーズ・キーパーズ』だって充分に面白かった訳ですが、ドラマの順番がちょっと意外な感じがしただけです。 ま、違和感と言えば、シーズン1からですが、聡明で落ち着いていたジェロームのキャラがなんだか少し神経質になっていたり、ほら、19世紀の黒人の口真似なんか封印していましたね。 また、ジェニーがビルに折角ハットをプレゼントしたシーンを入れて伏線を作っていましたが、ジェニーの母親の葬儀の後、そのビルのハットをジェニーがふざけて自分で被って車にのったためにビルと間違えられた爆死すると言う原作の伏線回収が抜け落ちていて、あれっと思いました。 さて、シーズン2ですが、前半はほぼ原作通りに進みホラーっぽく進みますが、途中から、雰囲気が変わって裁判の話になり、最後の締めくくりには、あっと驚きました。これはこれで面白かったですが、原作通りのホラー作品も観たかったです。原作ではブラディが憑依して怪物みたいになりビルに迫ってきて、もはや絶体絶命、その時、爆音と共に突進してきた、ホリーが乗った雪上車が現れ、驚くブラディを押し潰す。車に押し潰される気持ちが分かったか、と言うラストでした。勿論、ドラマの最後も衝撃的で面白かったです。 と言う事はシーズン3で『ファインダーズ・キーパーズ』をやるってことですかね。それもまた楽しみです。