
Masatoshi
4 years ago

스캐너스
평균 3.2
クローネンバーグ監督の初期のヒット作です。良くも悪くもクローネンバーグタッチで、このヒット作がなければメジャー作品『ザ・フライ』も生まれなかったでしょう。 メジャースケールから2音抜いたペンタトニックスケールで始まるテーマ曲はどこか日本の民謡のようにも聞こえます。不穏でとにかく静かな不穏な展開が、初期のクローネンバーグの作風です。 そして、有名な突然頭が爆発するシーン、そして、カナダ映画の伝統ですか、ゆっくり、ゆっくりではありますが、悪が善を駆逐し始めて、主人公達が追い詰められます。 やがて、今までの鬱憤を晴らすかのような火花が散る兄弟同士の超能力の戦い、このシーンがやはり最高です。この当時、こう言う作品が無かっただけにとても新鮮でした。 この作品が発表され、クローネンバーグの以前の作品も見直されるようになりました。そして、自分の大好きな作品『ヒストリー・オブ・バイオレンス』にも繋がっていくのです。