코멘트
映画の中の登場人物に限らず、どんな人間にも起伏に富んだ人生があり、初恋・上京・結婚・出産・別離・死別…小説家や映画監督はその様々な瞬間を音響や演出や崇高な文章表現をもって、リズミカルにドラマティックに描いて見せます。ところが本作ではその大事な部分はいつの間にか過ぎ去って事後に語られるだけです。その代わりに2時間40分という長尺を占めるのは、あの人とあそこに行った、あの場所でこんな事をした、そんな日常のありきたりな風景の羅列です。でも、だからこそ誰しもが「いつかの自分」を投影して余韻に浸ることができるわけで。 もちろん本作の魅力を最大限に引き出しているのは主人公を演じた高良健吾と吉高由里子(特に彼女は出演作史上ベストアクトだと思います)であることに疑いの余地はないものの、個人的には一歩間違えば鈍重で冗長でしかないストーリーを見事なまでに自分の世界観として成立させた、沖田監督の手腕に感動させられる一作でした。
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