残酷な事実と本音を言えないストレスから彼女の性格が歪んでいく物語で、彼女の手によって逆さまになったスノードムのシーンが印象的。 逆さまになったスノードームは雪が散らばっていき、それによって人の心を惹き付ける役割を果たしている。彼女もスノードームみたいな感じで父親にとって役に立つ人間でいたかったし、ベッドが濡れてしまうこと(父親に迷惑をかけること)を分かっていて涙を流すシーンは非常に悲しい。 また本音を言えないのは妻の死が起きてしまったことで心に傷を負っている父親にこれ以上残酷な事実を突き付けたくないからなのだろうか。