코멘트
へちょび

へちょび

4 years ago

4.5


content

링컨

영화 ・ 2012

평균 3.1

公開当時は理解ができず、なんとなく「暗い映画だな」くらいの印象だったのですが、久しぶりに観たらどうでしょうか。こんなに素晴らしい映画に何も感じなかったことが残念でなりません。 まず、歴史物の基本として題材とする人物・物事について、美化し過ぎずに清濁両面を描くことが大事だと思います。この映画では、清濁両面どころかリンカーン大統領の様々な面が描かれています。 よく知られている「奴隷解放の父」としての顔だけでなく、政治家としての老獪さやパワハラ上司の様な一面、ユーモアのセンス、そしてひとりの夫・父としての苦悩まで、1865年当時のリンカーン大統領のすべてを再現しようとする製作側の意欲が窺えます。 これが可能だったのも、やはり名優ダニエル・デイ=ルイスの徹底した役作りがあったからでしょう。メイキングを観ると共演者の皆さんが口を揃えて「リンカーンそのものだった」と語っており、更に「そのリンカーンが長回しのシーンでも全くNGを出さないから緊張感がヤバかった」とも語っており面白かったです。 また、スピルバーグ監督も同じ様に思っていた様子で、「(撮影が終わって)もう二度とリンカーンと仕事ができないことが寂しい。僕にとってはダニエルが最高の大統領だ」と、なんかリンカーンとダニエルが混ざっちゃってました(笑)。 また、ベストではなくてもよりベターに変えていこうという民主主義のもどかしい部分も映画の中で描かれており、それを体現するスティーブンス下院議員を演じられたトミー・リー・ジョーンズの演技も必見です。彼の演技もあり、同人物に非常に興味を惹かれました。 そういったことから、同時代のアメリカに興味がない方でも一見の価値ありだと思います。ドンパチも少なく、ひたすら政争に次ぐ政争といった感じの暗い映画ですが、まだ観ていない方は是非是非観てみて下さい。