ラストのそれまで存在感のなかった不動産屋キャシー・ベイツの旦那のアップのシーンが秀逸で印象的。
夢を追うことを主張し続けたエイプリルと現実的なフランクと周りの人々。
これは郊外型生活から脱出したい女性のフェミニズムとそれが理解できない男たちの物語で、アタオカのマイケル・シャノンだけが本質を理解しているというシニカルさがすごくいい。
それにしてもサム・メンデス監督の撮る絵はとても上質で色調が素晴らしいし、劇伴も上等。
激しい口論を整った舞台で見せる演出は『アメリカン・ビューティー』に通じるものがありました。
それにしてもこの作品にタイタニックコンビをキャスティングできたのが一番すごいかも。
2023.2.25@Netflix