코멘트
2020年124本目は、希代のアクションスター坂口拓が77分間ノーカットの殺陣に挑む『狂武蔵(くるいむさし)』。 ------------------------------------------------------------ 結論から言うと全然面白くない、ひたすら退屈な映画でした。77分間ノーカットと言ってますが、それがこの映画の可能性を信じられないほど潰していて、坂口拓のアクション俳優としての「凄味」も何一つ引き出せていなかったです。ノーカット撮影の映画は自然と、カメラが後ろから俳優を追いかけていく格好になります。本作でも案の定で、殺陣が始まると武蔵を背中から捉えます。 ------------------------------------------------------------ そして後はずーっと武蔵が画面に向かってくる侍を切って切って切るだけ。最初は迫力感じますけど、結局77分間「ザコキャラ」を切り捨てる同じ動作の武蔵を見続けるだけで話も何もないですし、ただの苦行です。もちろん作り手も工夫してアングルを変えるものの、殺陣の振り付けにそこまで多様性がないため、角度を変えてもやってることは同じにしか見えません。 ------------------------------------------------------------ 後は圧倒的な予算や時間の制約を感じましたね。敵が400人といっても実際は40人くらいしかいないのでしょう、切られた後に画面外へわざとらしく走り去ったり、人を無理矢理引きずって逃がしたり。要はこれだけ殺してるのに死体の山が全くないので不自然です。途中で中ボスや意外な強敵も現れるんですけど、「時間を使えない」ので他のザコと同じく一瞬で倒しちゃってガッカリしました。 ------------------------------------------------------------ 本人は骨折してまで撮影を続けたのに撮影や演出に工夫が無さすぎて…これはホントに報われないと思います。
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