코멘트
音楽には国境はないといつも思うけど、この映画を観たら、いい音楽にはジャンルなんてないのだと思わされる。いつもクラシック畑にいてクイーンなんて門外漢だったけれど、もう途中から涙腺決壊した。 あの頃この病で命を落としたかけがえのないアーチストといえば私はヌレエフを思い出すけど、彼もそうだったのかと、今更ながら。その自分の命の期限が迫っていること、出自の劣等感への闘争心、そして自身のセクシュアリティとアイデンティティと…そんなことすべてがあの強烈なエネルギーになったんだろうか。そして、スーパースターになっても、そこいらの人と同じく、こころの中は孤独に苛まれていたのかもしれない。 もちろん、ここまで心をつかむ映画になったのは、実話であることに加えて、映画としての出来も素晴らしいことも大きい。 映画館の客層が少し年齢層高め…?なのが微笑ましかったな〜久々に観た映画がこれで幸せでした。
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