코멘트
Till

Till

4 years ago

3.5


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스틸 라이프

영화 ・ 2013

평균 3.4

第70回ヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門で監督賞を含む4つの賞を受賞したイギリス・イタリア合作のドラマ映画。 公務員のジョン・メイは44歳の独身男性で、孤独死した人の葬儀を執り行う仕事をしている。事務的に処理することもできる仕事だが、几帳面な彼は常に敬意をもって死者と接し、丁寧に職務をこなしていた。しかし、その“誠実さ”があだとなり、ジョンは人員整理によって解雇にされてしまい、彼の向かいの家で孤独死したビリー・ストークが最後の案件となるが…。 監督・脚本のウベルト・パゾリーニは、ガーディアン紙に掲載された「孤独死した人物の葬儀を行なう仕事」に関する記事から着想を得て、ロンドン市内の民生係に同行し、実在の人物・出来事について綿密な取材を重ねたうえで本作を完成させたという。大袈裟な演出は一切なく、淡々と物語が綴られるので、これを「味わい深い」ととるか、「退屈」ととるかで評価が分かれるところ。私的には、確かに所々「退屈」と感じるところもなくはないのだが、基本的には「味わい深い」派。映像もハリウッドとはまた違う質感でオシャレだったし、随所に挟み込まれるユーモアも控えめだけどささやかな笑いを誘う。 「努力は報われる」と言葉にするとベタだし、ジョンが本当に報われたのかどうかは正直不確かなところ。終盤で迎える「ある展開」にも賛否あるかもしれないが、個人的には現実の厳しさ・理不尽さを美化することなく真正面から描いたところに好感を持てた。でもその厳しい現実のなかにもきっと「救い」はあり、コツコツと真面目に努力する姿はちゃんと誰かが見てくれている。そんな小さな「希望」を集約させたラストシーンは素晴らしかった。ここにこの映画のすべてが詰まっていると言っても過言ではないだろう。 ちなみに、本作を『アイ・アム まきもと』と題して日本でリメイクするそうで、今年の9月30日に全国公開予定。主演が阿部サダヲなので何とかなりそうな気もするけど、日本版リメイクは大体失敗している印象なので(『CUBE』も酷かったらしいし…)、ちょっと不安ではありますね。