코멘트
dreamer

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4 years ago

3.5


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기쿠지로의 여름

영화 ・ 1999

평균 3.4

1997年のヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞した、北野武監督の「HANA-BI」の受賞後の第一作目の作品「菊次郎の夏」は、意外にも、寅さん顔負けの泣かせる人情喜劇だった。 中盤からクライマックスにかけ、何度か熱いものがこみあげてきた。 しかし、結局のところ、涙は一度もこぼれなかった。 夏休み、遠くに住む母親を訪ねようとする小学生の正男(関口雄介)。 保護者として同行する近所の与太者・菊次郎(ビートたけし)。 この凸凹コンビが、一風変わった面々と出会いながら、珍道中を繰り広げる。 ところが、たどり着いた母親の家で-------。 北野武監督の技は、今回も健在だ。 ナレーションや説明的なセリフを一切、排除し、映像と音だけで語ってみせる。 そして、映像をも大胆に省略することで、観る側の虚を突く、独自のリズムを生み出していると思う。 恐らく、非常にレベルの高い映画だ。もし、菊次郎を演じたのが、ビートたけしでなかったならば。 いや、たけしの演技にケチをつけたいのではない。 どうやら、私たちは、テレビでたけしのコントを見過ぎてしまったらしい。 感動の場面になると、菊次郎の顔が消え、まじめな表情でバカをやる、たけしの見慣れた顔が現われる。 そこへ、なんと、たけし軍団までが登場。こうして、たけし的バラエティーの世界に片足を残したまま、菊次郎的映画世界に分け入るという、不完全燃焼を味わわされる。 あふれかけた涙も、引っ込んでしまう。 盲人のふりをしてヒッチハイクする場面など、たけしならではのギャグをいくつも捨てなければならないが、それでも、たけし以外の俳優で今一度、観直してみたいと思う。 北野武の映画が、日本より外国で評価されるのは、日本人の映画センスが貧困だからではない。 もっと単純な理由からだ。