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이상한 나라의 앨리스
평균 3.5
2022년 01월 13일에 봄
クライド・ジェロニミ、ハミルトン・ラスケ、ウィルフレッド・ジャクソンの3人が監督を務めた、1951年公開の長編アニメーション。 ウォルト・ディズニー・アニメーションの長編13作目となる本作は、ルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』及び続編『鏡の国のアリス』を原作としているとのこと。何でも本作は公開当時大衆や批評家から厳しくバッシングを受けた作品だそうで、その理由は主に前作『シンデレラ』とのギャップにあるようです。前年に公開された『シンデレラ』は経営危機により窮地に立たされたディズニーの起死回生の一手であり、つまり本作は内容的にも興行的にも大成功を収め見事経営を立て直したディズニー社が送る”『シンデレラ』の次作”という高いハードルが前提となっています。そこで満を持して打ち出された本作がまた何ともシュールでカオスな異色作だった事から当時は各方面から批判されてしまったそう。確かに『シンデレラ』の次がこれだと受けるショックもデカいでしょうし、その前提を取っ払っても本作は明らかに異質で不気味です。原作自体が持つ諸々のシュール性も当然大きいですが、それをミュージカル・アニメーションに置き換えたことでその異質さは何倍にも加速しています。しかし観終わった頃にはこの独自の体験性も本作の魅力として受け取れましたし、個人的には揶揄でも皮肉でも何でもなく純粋に「カルト映画」として定義したい一作となりました。 原作『不思議の国のアリス』は本作の公開以前からポップカルチャーのアイコンとして浸透した影響力の大きい存在で、それ故に本作は大衆からの受けも悪かったらしいのですが、逆に自分のように原作も知らなければディズニーファンでもない今の若者が観ても本作のインパクトは絶大だと思いますね。仮に本作が人生で初めての映画体験だったとしてもおそらく「何これ?」という感想は全員一致するのではないかと、そのくらい良く言えばとてもクセになる、悪く言えばひたすら混乱させられる一作です。『シンデレラ』はアニメーションの高クオリティぶりや聞き馴染みのある牧歌的なストーリーからある意味予想通りな一作だったのに対し、今回はもう終始予想を裏切り続けられた作品で、自分はむしろ本作を観たことで昔のディズニーアニメにも本格的に興味が湧いてきました。聞くところによると次の『ピーターパン』も相当の闇がある作品らしいので、この調子で他の過去作も地道に観ていこうかと思います。 このカオス感を再現したドラッギーなアトラクションがあれば行きたい。