
てっぺい

이티
평균 3.5
2019년 05월 11일에 봄
【ワクワクが過ぎて涙する映画】 花を咲かせたり傷を癒したり、全知万能なE.T.にワクワク感が止まらない。代名詞でもある自転車での飛行シーンにもう少年心の中枢刺激がマックス。不思議な涙に繋がる。 ◆概要 当時(1982年)の映画史上、最大の興行収入である3億ドルを記録。第55回アカデミー賞音響効果賞、視覚効果賞、音響賞、作曲賞受賞作品。監督はスティーブン・スピルバーグ。出演は「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのドリュー・バリモアら。テーマは監督自らが経験した「両親の離婚」であり、ラストで少年がE.T.に別れを告げるシーンは、両親の離婚を受け入れるメタファーでもあるらしい。(https://ja.wikipedia.org/wiki/E.T.) ◆ストーリー アメリカのとある森に飛来した宇宙船は、人間たちの追跡から逃げるように飛び去るが、その際に1人の異星人が取り残される。森のそばに暮らす少年は、その異星人を家にかくまい、交流を深めていくが……。 ◆感想かつネタバレ◆ 自分の中にある少年心をとことんくすぐられて、無意識に流れてくる涙が初めて。たくさんのワクワク感が詰まった映画だと思う。 まずなんと言っても、超絶有名なシーンである満月バックと夕陽バックの自転車飛行。来るか来るか、来たー!な気持ちで今は見てしまうけど、当時初見だとどうしようもないワクワク感で破裂しそうになっていたと思う。またこの自転車飛行含め、花を咲かせてしまったり傷を癒してしまったり、映画全体に詰め込まれたワクワク感。宇宙人イコール何でも出来てしまうという設定をフルに活かして、そんなシーンがとにかくふんだん。もう少年心がくすぐられまくる。その結果、ラストのE.T.を乗せた自転車が浮かび上がる瞬間はもうワクワクのマックス。心の中枢をえぐられて映画館で1人?泣けてしまう恥ずかしい事に笑。 E.T.のキャラクターがコミカルに描かれているのも見やすい。ヨチヨチ歩きや、アルコールを飲んで酔っ払ったり、フラッシュに驚いて倒れたり。今どきの宇宙人映画だとかなりグロかったり、地球人より高尚で体もデカいイメージがあるけど、少年よりも小さく言葉もカタコトにする事で、とっつきやすく子供も見やすいファミリー映画に仕上がってる。その事が引いてはこの興行収入に繋がっていると思う。 ググって知った、スピルバーグが経験した実の両親の離婚を、映画のラストに隠喩として描いたという事実。考えてみれば、映画でこの家族の父親はメキシコに行ってしまっていて、妹が「メキシコってどこ?」と言ってしまうほど遠い存在。同じく遠い存在である宇宙へと帰るE.T.の「COME」のセリフにエリオットの「STAY」。ずっとここにいてとはじめは嘆いたエリオットが、E.T.と過ごした日々の中で成長し、別れを受け入れる描写だと思う。「お父さんなら信じてくれたのに」と冒頭でつぶやくエリオットや家族に見える、父親への依存が、E.T.との別れと共に開放されていくような、“E.T.と父親”のイメージを重ねる描写だったように感じた。 音楽はジョン・ウィリアムズ。最近「ジョーズ」を見たので名前が気になったけど、まさかあの有名なジョーズのテーマ曲も、このE.T.のテーマ曲もこの人が作ってたなんて。天才だと思う。 思い返してあれっとなったのが、E.T.でよくイメージしていた指と指をくっつけるシーン。当時よくマネしていた記憶があるけど、そんなシーンなかった気が。調べると、やはりそんなシーンはなく、宣伝のために作られたイメージなのだとか。(https://star971.xyz/2018/05/16/%ef%bd%85%ef%bd%94-yubi-to-yubi/)シーンがないのに、未だにE.T.と言えば…とイメージしてしまうまでの広告戦略。スゴい事だと思うし少し勉強になる。 あとは細かいけど、お兄ちゃんが運転してしまう、今の映画では批判を気にして絶対に見られないある意味貴重な展開だったり、スターウォーズのヨーダがカメオ出演してしまうのが、この時代ならではだなと感じた。あとドリュー・バリモアの可愛さ!笑 とにもかくにも、ワクワク感がマックスに達すると涙腺が崩壊するという自分の発見があった映画だった。また一つ映画の無限性を感じてしまった!スピルバーグはやっぱりすごい。 午前十時の映画祭にて鑑賞。