코멘트
Masatoshi

Masatoshi

7 months ago

4.5


content

슬픔의 삼각형

영화 ・ 2022

평균 3.3

内容は基本情報の通りです。しかし、実際に鑑賞するととんでもない面白さ。コメディとして面白いのではなく、ヒエラルキーの逆転が面白いのです。 カンヌ国際映画祭では最高賞であるパルム・ドールを受賞しました。しかし、2022年のアカデミー賞でノミネートはしたものの結果は無冠でした。 ロシアの富豪役のズニー・メレスと船長役のウッディ・ハレルソンの酔っ払い談義の深くて尚も可笑しい事、見所は沢山あります。 そもそも、パルム・ドールとアカデミー賞は相性が悪いと言うか、アカデミーが常にカンヌを敵視している印象を受けます。 結局、その年アカデミー賞を独占したのは『エブリデイ・エブリウェア・オール・アット・ワンス』と言うアカデミックとは全く一欠片も縁のない実にくだらない作品でした。 実は今作品を観るのはこれで二回目です。観るたびに知的好奇心が刺激されます。特にラストにやってくるまたしてもヒエルキラーが覆るのかと言う瞬間に待ち受ける危険が最高潮に達する場面。 果たせるかな、突然シーンは変わってカールの疾走で映画は終わります。これがカンヌが認めたリューベン・オストルンド監督のセンスなのですね。 投げ出されたラストをどう考察するか。 『これまでの5千年の歴史の中でヒューマニズムが自己中心的な暴力を駆逐出来たことはあるのか。』 『あるとしたら、イソップを読んでもらいながら眠りについた幼子の夢の中とか。』 『チャールズ・ディケンズの頭の中だけとか。』 『或いは、富豪の慈善パーティーで最初のシャンパンで酔ってしまったほんの一瞬の気の迷いとか』 なんて、酔っ払い談義を少し真似てみました。 だとすると、アビゲイルは現実的には岩を振り下ろした事になりますが、映画はファンタジーでもあります。どうにでもなるものです。カール、走れ。 最後に、ラストで無垢な背中を見せていた主演者の一人ヤヤを演じたチャールビ・ディーンは2022年8月突然亡くなりました。犬や猫の口蓋に潜む細菌に感染し敗血症を発症したのが原因でした。それだけにせめてもの亡くなった後のアカデミー賞での受賞が全くなかった事はやはり寂しい限りでした。