
uboshito
1 year ago
몬스터
평균 3.1
これはもう、どう考えても、作者自身が作り上げた世界、キャラクター、展開に、作者自身が落とし所を見つけられなかった、というようにしか見えない作品。ミステリーで言うところの、「謎」だけはすごいの思いついたけど、それを解く探偵の真相解明のロジックまでは作者には思いつけなかった、というやつと同じ。 タイトルの「モンスター」の意味も、神波亮子にとっての「幸せ」にも言及せず、最後の最後までふわっとしたまま終わってしまった。銀髪との関係も不明、神波が弁護士の前に何をやっていたかも不明。神波は「他の人が見えないものを見ている」のは良いとして、その原動力というか理由はなんなのかも描かれないので、もはや超能力者の領域に。同時期同局の「全決」で主要メンバーが全員「神」という方がまだ説得力があった。まあタイトルが「モンスター」なんだから、真相が最初から見えてしまう超能力を持った怪物、という解釈もできなくはないけれど…なぜ真相が見えるのかの説明は一切、描かれなかった。 脚本の橋部敦子さんは好きな脚本家で、主要な作品はほぼ見ているだけに、本作で言いたいことももちろん想像はできる。しかし、ここまで「明確に描かない」ことをよしとされてしまうと、こちらもさすがに困惑する。視聴者の想像にお任せします、じゃないのよ。地上波のドラマなんだから肝心の部分を描いた上で、そのさらに上を行って、視聴者が思っていたのとは違う地平に切り込んでいくか、または視聴者の想像通りなんだけど心を鷲掴みにされるもう一押しがないとダメなの。 趣里が、相手に質問する際の口調が伊藤蘭とそっくりなことだけが印象に残った。