
てっぺい
9 years ago

23 아이덴티티
평균 3.3
ゾクゾクするサイコパスサスペンスではあるものの、予告負け感があるし、興行的タブーをやっちゃってる映画。 サイコパスから、超能力の域にまで話が達するまではまだいい。けどそれが興行に無理やり繋げるための手段になってしまっているので、見る側の気持ちの冷め方がハンパない。予告のインパクトが強く、期待して見たので、ある意味ハードルをくぐってしまったというか、予告負けしちゃっていると思う。 ただ、主人公ケイシーの生い立ちを、フラッシュバック的に描写していて、それが終盤の重要なシーンに結びつくという山の作り方は芸術的!ラストで大きな決断に至るケイシーを、あえてケイシーの目だけでしか描かなかったところも監督の感性の素晴らしさだと思う(最後のケイシーの表情から、叔父を告発した事が読み取れる)。冒頭からすぐに急展開なのも気持ちがいいし、エンドロールにまで工夫があり、監督の才が垣間見える。それだけに、ラストシーンの興行的タブーは、頂けない!優秀な監督が興行の圧力で作らされた映画、な雰囲気がプンプンする。 主演のジェームズ・マカヴォイの怪演が素晴らしかったし、ケイシーを演じるアニャちゃんもとても好演していただけに、とても残念!