ナッキー（スティーヴ・ブシェミ）が悪党の本領を発揮する第二シーズン。 自分の子供のように可愛がってきたジミー（マイケル・ピット）に裏切られ、肉親である弟にも裏切られ、ナッキーは窮地に追い込まれる。 裁判はうまくかわしたつもりが、新しく担当することになった女検事にやりこめられる。 愛人のマーガレットは娘がポリオに罹り、教会を頼り始める。 ジミーは取引の軋轢から妻を殺されてしまい、自分の運命を呪う。 もう少し短くしてくれるとテンポもいいのだが・・・。 前シリーズの最後に自分が育てた部下のジミーを殺したナッキーは強大な権力を手に入れていた。 出所した弟、イーライを受け入れ密造酒ビジネスは順調だった。 これを狙ってきた新興ギャング、ロゼッティが勢力を伸ばしてくる。 お互いに暗殺を謀るが失敗、しかしナッキー側の方が被害は大きかった。 次第に追い詰められていくナッキーはシカゴのカポネと手を組み・・・。 仮面の男、ハローはジミーの息子の面倒をみるが・・・。 妻のマーガレットはボディガードのオーウェンと不倫・・・。 オルデンの話はあまり進まず、次へ期待か。 中盤は中だるみもあったが終盤の殺し合いは迫力があった。 第一線から身を引いた感じのナッキーだったが、タンパのサリー（パトリシア・アークエット）との取引で存在感を現す。 黒人のナルシスが入り込み、チョーキーともめ始める。 イーライの息子ウィリーが学生寮で不祥事を引き起こし、叔父のナッキーに助けを求める。 イーライはFBIからこの事実を知らされ、ナッキーを裏切るように脅される。 殺し屋ハローはトミーをジリアンから引き離し、銃とは縁を切るのだが・・・。 オルデンはカポネの配下で頭角を現し、生き生きとしてくる。 次シーズンがファイナル、いい頃合だと思う。