코멘트
2020年30本目は、入江悠監督がオリジナル脚本で挑むサスペンス超大作『AI崩壊』。 ------------------------------------------------------------ 必ず某かの原作をもとに映画が作られる中で完全オリジナルは非常に勇気のいることですし、AIが形作る未来予想図に関しては胸踊るものがありました。世間では5Gが話題となっていますが、本作で描かれるのは「6G」の世界です。5Gの出現によって技術革新は大幅に進み、6Gの登場は早ければ2030年だと言われています。つまり、一度「のぞみ」のようなインフラ整備が整ってしまえば、我々が思っているよりも映画の世界が来るのはあっという間で、あながち的外れな指摘ではないと思います。入江監督も相当念入りに調べたのではないでしょうか。 ------------------------------------------------------------ ただ、自動運転・3Dホログラム・小型ドローンなど種々のガジェットや、主人公が世界一のAI権威であるという設定を、映画を魅力的に際立たせるため活用できてるかと言うと…だいぶ微妙になってしまっています。本作は設定を煮詰めすぎた為に、桐生博士を取り囲む包囲網が予想以上の完成度で、どう考えても逃げ場がありません。しかし、話を進めるためには「逃がさざるを得ない」。そこでどうしたかと言うと、どうやって逃げたかをハッキリ見せないわけです。 ------------------------------------------------------------ また、後半に至っても主人公がハッキングする・プログラムを高速で作る…などの超人的スキルに裏支えされているだけなので、逃亡劇として全然面白くありません。そもそも主人公は海外に住んでいて日本に出向く気は無かったのですが、「たまたま」娘が駄々をこねたから帰国したという話になっています。「たまたま」に左右されている時点で相当話の作り込みは甘く、入江監督の熱意が空回ってしまった感は否めません。
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