
Schindler's Memo
6 years ago

브라더스
평균 3.3
やはり、デンマーク映画のオリジナルと比べてしまう。 逆説的だが、アメリカの考える「映画的なリアルさ」というのが、つまりどういうものなのかが、非常に解かる作品だと思った。 「兄」は戦争で過酷な経験をしてくるのだが、その経験ゆえに精神を病んで人間不信というか、疑心にかられる。 「弟」に対する疑心は、オリジナルではいくつかある不信のうちの一つとして描かれるのだが、本作ではそれに集中して描かれている。 戦友(む なしい、「戦友」ではないのだ)の奥さんの涙と赤ちゃんの顔は、オリジナルでは、非常な悲しさとやるせなさで迫ってくるのであるが、本作では、何かホラーのような感じで、寧ろ恐怖の対象として描かれているような感じを受ける。 ラスト前近くのホーム・パーティは、「娘」の一言で、それこそ崩壊するのであるが、オリジナルではそれがかなり突然に、しかもガラガラと瓦解するようなタッチで描かれるのであるのに対して、本作ではパーティの始めからその空気が漂い、ジワジワと積み重ねられてから放たれる。 多分、本作の方がより現実的というか、リアルな表現なのであろうと思う。ナタリー・ポートマンが義姉であったら、もはや現実の世界では避けられない事情であることも、その意味ではリアル。 ただ、起伏の激しさや、観客の感じる精神的なダイナミック・レンジは、オリジナルの方が遥かに広いと思ってしまった。