
餅太郎
투 더 레이크
평균 3.0
『湖へ』Netflixです。 ロシア人女性Yana Vagnerがブログで発表した短編作品が大ヒットSF小説となり→ロシアでwebテレビドラマ化された物を→Netflixが買収して→世界配信した形。ロシア版のタイトルは『The Outbreak』これは正にアウトブレイク、正にパンデミック系ディストピア関連の作品。 この小説が書かれたのはなんと2011年、2020年のコロナ禍を予見したとしか思えない内容に於いては、その予言的な完全一致と騒がれた映画『コンテイジョン』とは全く別物ではありますが、決して引けを取りません。 ただし病気の蔓延や感染経路を科学的に綿密に描いた作品でははなくて(そんなのは全く出てこない)、大混乱の中で複雑に渦巻き縺れて絡み合う人間ドラマとして全編が構成されています。 【以下少しネタバレ】 描かれているのは我々がごく身近に感じるどこにでもありそうな日常....元夫婦、浮気、離婚、連れ子、親子、ご近所さん、思春期の男女、父と子の確執、大都市モスクワに住む人々には突拍子のない設定は一つもないので視聴者側は人物の誰かを自分に置き換えて見るかもしれません。「もし自分だったらどうするか」の究極の選択シーンが続きます。 一転して第5話では強く正しい女医やカッコいい退役軍人や結束する村人達が登場。時折流れるロシア語の歌、雪で覆われた大平原に続く人々の足跡などの空撮、物悲しい戦闘シーン等日常とは違った世界にも視点を置いていて見所は満載です。 富裕層から貧困層まで登場人物は様々で、発達障害、聴覚障害、アルコール中毒患者、売春婦と目一杯の要素が詰め込まれていますが妙な不自然さは無く、これはハリウッドでリメイクして映画化されそうな予感もします。 今後(もしも)2020年のコロナより一段階進んでしまった情勢になった時に、自分ならどうするかな....何に優先順位を付けるだろうか?事態を悪化させるのは本当にウイルスなのか?人間の思考が、差別が、新たな悲劇を生んではいないだろうか?深く考えさせられました。 惨殺シーンもあるので高校生以上の方向け。何故だか時々挟まってくる性描写はロシア風なんでしょうかね....。それにしても最近英語圏外のドラマがとても面白い。 不良娘役のヴィクトリヤ・アガラコヴァさん、超絶可愛い!冒頭のファッションにも注目。 ラストどうするのコレ? 終われないでしょう、このままでは。続編に期待