코멘트
悪くはない、悪くは。 ファンタジー世界を舞台にオークと人間種連合の戦争を描いた人気MMORPGの実写化で、原作より少し前の時代を描いたもの…という認識でいいのかな。原作は未プレイ。 オークをきちんと造形し数いる暴力的なモブキャラじゃなく個々のキャラクターとして立たせているのはとても良い。人間以外の種族だが一度見ればちゃんと主要キャラの見分けはつくし性格も各々個性がちゃんとある。 そういった美術や映像の面では頑張っているだけに、シナリオの説明不足が余計目に余る感じはある。 戦争の話であり、ある程度政治的な部分というか、そもそも開戦するのか、しないのか、みたいな要素もあるのだが、それも含めた政治・軍事的判断に関してキャラクターたち(特に人間側)がかなりふわふわしたことしか言わず、「○○を信じるな」と言われても個人的な恨みや好悪しか理由が見えてこず、結果的にそれが正しいか否かは別にして根拠の薄すぎる理由で国や軍を動かすのはちょっと…と。 オーク側も行動原理はハッキリしているのだが、妖しい指導者であるグルダンへのオーク達の態度が中途半端に行ったり来たりしてそのまま終わってしまったり(まぁどうやらグルダンはゲームに登場するようなのでここで死なせることも出来なかったんだろうけど)、ハーフオークであるヒロインへの差別感情の描き方がものすごく表面的で最後に急に彼女を受け入れるのも含めて雑に感じたり…全体的にストーリーラインそのものというよりはそこに付随し補強するはずのキャラクターの理論や感情に納得感がない。 人間、オーク以外の亜人種や獣などのファンタジー世界の描き方は、主題ではないのでさらりとしたものだが、リアリティの線引きが良く、背景に映ったり会議で二言三言喋るだけでも世界観を感じさせてくれて良い。 この映画で描かれたあとの世界が原作ゲームにしろ幻と消えた続編であるにしろ、その「続き」があって初めて成立する内容であるのは間違いなく、単体映画としてはストーリーテリングの下手さがキツイものがある。 繰り返しになるが美術、映像といった画的な部分は非常によくできているのでストーリーにこだわらなければ悪くないファンタジー映画ではあると思う。
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