芸術家達をはじめとする、たぶん、文化と経済のエッジにいる人達のうち、あるカフェの常連である人の生き様の断片が、入れ替わり立ち替わり表現されていく作品。 昔ながらの性差についての価値観から、夫婦や愛人関係のもつれ、そして失恋からの新しく始まる恋まで ピアニスト、女優、美術品コレクター、一定の成功の上で、本当は違う自分で居たい（コレクターは、処分する人だけど）と思うが、しがらみから抜けだけなかったりするのだけど、時を同じくして 脱皮するかのように動き出す。 場面の切り替えが多すぎる、かな？とは思いますが、すこーしずつ関係する人間達の変化なので、こんなふうになるのかもね。 ラスト間際の、カフェのオーナーが持ってくるデザート、のシーンが好き。