凄腕盗聴屋が犯罪に巻き込まれて疑心暗鬼に陥ってゆく過程を描いたサスペンス映画の秀作です。 盗聴音を繰り返し流すことで観ている側も主人公と同じように神経衰弱にさせられそうになります。フランシス・フォード・コッポラらしい一筋縄ではいかない映画です。 そしてジーン・ハックマンの繊細で奥の深い演技なしには本作の成功はあり得なかったと考えます。改めて彼の凄さを実感させられました。