
こうりん
4 years ago

기동경찰 패트레이버 극장판 2
평균 3.9
一向に軍備の増強を図ろうとしない日本政府に対し、首都を舞台にしたクーデターを演じることで世論を方向づけようとする……そこでは、モニターの向こうに閉じ込めていたはずの戦争が眼前に飛び出し、都庁・国会議事堂・東京駅・日本橋・秋葉原・東名高速──我々の見知った風景の前を戦車が横切り、そして児童は兵隊に手を振る…… ウクライナ情勢に対するEU諸国の反応が、まさにこれだ。遠い東方やアフリカでの出来事だと思っていた戦争が眼前に飛び出す。モニターの向こうには以前から多数の戦闘行動が進行していたにもかかわらず、ウクライナ危機では態度をまったく異にしての資金援助に軍備増強。 では日本は? ──北の核開発と相次ぐミサイル発射を受け、世論は既に防衛費増額へと傾き始めている。しかし、国民一人ひとりがその是非を真に問うたと言い切れるだろうか? 不正義の平和、正義の戦争という言葉が重みを増す今日こそ、我々はふたたびパトレイバー2と向き合う必要がある。 もうひとつ付け加えるべきは、首都を舞台にした軍事シミュレーションという点で『シン・ゴジラ』とよく似た構造を持っていることだろう。甲乙付け難く、また付ける必要もないが、互いの面白さをそれぞれ認めて相違点を際立たせるとすれば、『シン・ゴジラ』ではゴジラが見知った地名を冠して少しずつ北上してゆく緊迫感があるのに対して、『パトレイバー』では各シークエンスにおける思想的な奥深さが圧倒的である。そして覚えたくなるようなセリフの数々。「素敵な話じゃないか。これが俺たちのシビリアン・コントロールってやつさ」「この国はまた、戦後からやり直すことになる」……