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빅 히어로
평균 3.7
2021년 03월 28일에 봄
ドン・ホールとクリス・ウィリアムズが監督を務めた、2014年公開のヒーロー・アクション。 ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの第54作目となる本作は、1998年刊行のマーベル・コミック『ビッグ・ヒーロー・シックス』が原作とのこと。5年前に地上波で放送されたものを録画したままずーーっと放置してしまっており、ドン・ホール監督の新作『ラーヤと龍の王国』が公開されたこのタイミングでやっと鑑賞しました(結局Disney+で観た)。おい!こんなに面白いんだったらもっと早くから観とけばよかったよ!しかも海外版ポスターはヒーローアクション感全開じゃないか!予告編や主題歌含め、日本版の「ハートフルで温かいヒューマンドラマ」的な宣伝にいい意味で騙されました。まずベイマックスの表現に終始感心させられてしまいます。これは『ウォーリー』に関しても同じ事が言えますが、顔のパーツが”目だけ”という無表情の極みでしかないキャラクターであるにも関わらず、あそこまで愛おしさや悲哀をダイレクトに伝える上に、それすら当たり前のように感じさせてしまう巧みな表現と演出、これは流石としか言いようがありません。更にはドラマパートの構成力の高さにも脱帽です。世界観や人物の紹介から、彼らがヒーローとして生まれ変わるまでの過程をテンポ良く描く手際の良さは言わずもがなですが、本作では前半部で語られてきた主人公ヒロの傷や葛藤が、後半からは彼の成長と重ねて”エモーショナルに回収されていく”という部分がとにかく素晴らしいです。終盤のド派手なアクションシークエンスもアイデア満載で非常に楽しいですが、戦いの決着やその後に待つ”真のクライマックス”とその顛末も、決して偶発的ではなく”彼が自ら下した決断によって導き出された勝利”であるという点がまたラストの感動をより深いものにしていると思います。 もの凄く平たい表現にはなってしまいますが、こういう作品こそ「よく出来た映画」だと思います。最後はヒーロー映画っぽく爽快に締める辺りも最高でした。今更AIの『Story』で涙ぐんでるのなんて僕ぐらいですよね。さすがディズニー!ヒーロー映画としても文句なしの完成度でしたし、是非2作目も観てみたいです! 『アントマン』や『インターステラー』でも印象的だった、主人公が”異次元の世界”へと飛び込んでいく壮大なクライマックス、ああいうの大好きです。戻れないかもしれないという不安で手に力が入って、気づいたら毎回手汗をかいてます。