
ジュネ
0.5

하울링 빌리지
영화 ・ 2020
평균 2.3
2020年27本目はJホラー界の巨匠である清水崇監督の最新作で、都市伝説をモデルにした『犬鳴村』。 ------------------------------------------------------------ 清水監督の作品って昔からこうだったのか、今や思い出すことができないのですが、2時間ずっと話の通じない人と話をさせられているような感覚に陥り非常に苦痛でした。冒頭より手持ちカメラの主観視点で始まったかと思いきや、それが突然「第三者視点」のカメラに切り替わるので一気に作り物感がして冷めます。展開が変わるまでは手持ちカメラで話を続ければいいのに、何故こんな半端な事をするんでしょう。 ------------------------------------------------------------ その後もとにかくめちゃくちゃ。臨床心理士で既に先生と呼ばれてる実態と三吉彩花の年齢がかけ離れすぎてるとか、みんな小さい集落にずっと住んでるくせにトンネル・橋・公衆電話の存在を知ってる人間がほぼいないとか、病院の話が完全に後付けだし秘密を暴露する下りが全く話の前後繋がってないとか、トンネルに丁寧に登って入れるようになってることに触れておきながら結局説明は何もしないとか…こんなにズタボロの脚本は久々です。 ------------------------------------------------------------ 後半に話の趣が変わると人が意味もなく死んだり、突然ご先祖様が出てきたり、現実と霊界の境目がまるで無くなって今どっちの話してるのか分からなくなったり、むちゃくちゃな理由付けの後に脈絡もなく犬人間出てきたり…文章読んでも何の話をしてるかホントに分からないと思うんですが、見てる間はもっと分からないですし、泣きたいのは犬じゃなくて客の方でしょう。 ------------------------------------------------------------ 今年は悪い意味で『CATS』が話題になってますけど、犬の方がもっと酷いと世界中の人に教えてあげたい気になりました。今なら寛大な心で『CATS』を楽しめる自信があります。