
dreamer
4 years ago

하오의 연정
평균 3.4
コメディ作家としてのビリー・ワイルダー監督は、微妙な位置にいる。 世代が少し上の天才エルンスト・ルビッチと、なにかにつけて比較されてしまうからだ。 確かにワイルダーには、ルビッチの優雅さは備わっていない。 筋が見え透いたり、説明がくどくなったりすることもある。 それでも、I・A・L・ダイアモンドと組んだ時のワイルダーは、おっとりしたなかに、しぶとい粘り腰を見せる。 「昼下りの情事」は、そんなワイルダーが、ルビッチにオマージュを捧げた作品だと言ってもいいだろう。 舞台は、1950年代のパリ。主な登場人物は、遊び人のゲイリー・クーパー扮する、アメリカ人の大富豪フラナガン、かつてフラナガンを調査した、モーリス・シュヴァリエ扮する探偵、そしてオードリー・ヘプバーン扮する探偵の娘で音楽学校に通うアリアンヌの三人だ。 ご承知の通り、富豪は娘を誘惑する。恋をした娘は、負けまいと謎をかける。 娘に振り回された富豪は、探偵に娘の素行調査を依頼する。 なるほど、これはまさしくルビッチの世界だ。 しかも、部屋の扉が小道具として生かされ、色っぽい中年や洒落た老人が、若い娘に絡むとあれば-------。 実際、この映画の最大の魅力は、枯れかけた二人の名優が、それぞれ別の手口でオードリー・ヘプバーンの魅力を引き出そうとするところにある。 そこに生じる微妙に異なった化学変化!! オードリー・ヘプバーンは幸運な女優だった。 相手役やスタッフに、これほど恵まれた人は珍しいと思う。