【キラキラMAX！正装で見たい】 豪華出演陣、華やかなパーティーや煌びやかな衣装、高級な宝石の数々に、映画のキラキラ度はMAX！是非タキシードでも着て鑑賞したい！笑 ◆概要 「オーシャンズ」シリーズ最新作はオール女性キャスト。出演はサンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、歌手のリアーナなど超豪華。シリーズの監督を務めたスティーブン・ソダーバーグがプロデュース、監督は「ハンガー・ゲーム」のゲイリー・ロス。 ◆ストーリー 「オーシャンズ」リーダー、ダニー・オーシャンの妹デビーが仮釈放された。彼女は犯罪プロフェッショナルである7人の女性に声をかけ、世界的ファッションイベント「メットガラ」の会場で1億5000万ドルの宝石を盗み出す計画を立てる。 ◆感想 まず、想像をはるかに超えたオシャレさときらびやかさ。沢山の高級な宝石や色鮮やかなドレスに、見ているこちらが正装をしなくてはという気分にすらなる笑 アン・ハサウェイが出演している事もあり、『プラダを着た悪魔』を彷彿とさせるキラキラ感。女性にはいろんな意味で楽しめる映画だと思う。男性はアン・ハサウェイの着飾ったセクシーで超絶な美しさを！笑 また、この映画の確固たるオリジナリティである、チーム全員が女性であること。METOO運動に端を発する、女性の社会活動への気運が世界的に高まる中、女性がチームとして活躍するこの映画の意義はとても大きいと思う。『ゴーストバスターズ』や『ワンダーウーマン』、男性もののリメイクだったりリスペクトものだったり、女性が活躍する映画が最近多いのは、映画そのものが世相を反映するエンターテイメントであることの表れなのかな、なんて事も見ていて感じました。 ◆以下ネタバレ◆ 物語も、シリーズに一貫するダマシの演出やその超スピーディーな手口、大金を盗む独特の爽快感はそのまま。こと、防犯カメラにハッキングしてその死角を作る事が、事後の捜査を想定した重要なキーポイントになってくる展開は、よく練られているなあと感じた。 冒頭の面接のシーンや、シリーズの功労者であるイエンの登場、ラストで兄のダニーの碑に報告するシーンあたり、シリーズファンへのサービスもたっぷり。 個人的にツボだったのは、「ロシア人なんてみんなハッカーよ」といわゆる“おそロシア”な事をルー（ケイト・ブランシェット）が語るシーンがある割に、パーティーにがっつりロシア人のシャラポワが出演していたこと。ロシアを罵っているのか讃えているのか、ただノーケアなのか、製作陣のスタンスが気になった笑 残念だったのは… 単刀直入に、そこまでハッとする展開がなかった。シリーズファンにとっては既視感があると思うし、各人が大きな犯罪に手を染める葛藤がないのも、シリーズ通して残念。 まあこの映画を見るスタンスにそんな次元は必要ない。キラキラのクライムエンタテインメント、そして意義を大いに堪能できる映画です！