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2022.1.2.001 ネタバレあり 近々ゴッホ展に行くので、予習としてこの映画と“週刊美術①ゴッホ(2003.1.31)”を。 いまでこそ有名なゴッホだが、生前はほとんど評価されず、1枚しか絵が売れなかったんだとか。ジャポニズム(日本趣味)の影響を大いに受けていたゴッホは、南仏アルルを仮想日本として、そこに画家のコミュニティを作ろうと試みる。その手始めとしてゴーギャンを招待し、2ヶ月に及ぶ共同生活を行う。が、喧嘩別れをし、有名な耳切り落とし事件から自殺(※後述)までを描く。なんとも静かで間をしっかり取り、ゴッホの心情(ほとんどが孤独感と悲しみ)を丁寧に描いた映画。作品と生涯を少し知っていた程度だったけど、この映画観たおかげで、“フィンセント・ファン・ゴッホ”という人物に俄然興味が湧いた。明後日のゴッホ展が楽しみだ。 【メモ】 ゴッホは精神を病んでいたそうだが、その大きな要因として、愛情深さがあるようだ。作中での弟やゴーギャンへの愛情は、ちょっと普通じゃない。ゴーギャンが去るとわかったときに耳切ったりするのは、強すぎる愛情が行き場を失ったが故の結果だったのでは。愛情深いが故に、傷付きやすい。 また自分の作品が認められない不満や不安なんかも精神的に追い詰める要因になったのだろうな(「君の作品は醜い」と面と向かって言われるとか)。 ジャポニズムに傾倒し、浮世絵を模写したり、“ボンズ(坊主)”といった坊主頭の自画像を描いたりしていたそうな。このへんも愛情深さと言えそう。 最期に“自殺”について。ゴッホは拳銃自殺したって話は有名なので(ジョジョ6部でもそう説明されたし!)、そうなのだとばかり思っていたが、この作品では二人の少年に打たれて死亡したとされていた。ちょっと衝撃。弾丸が胸のやや下を貫いたあと、彼は町を歩き医者に行っている。売れない画家で“変人”認定されているであろう彼がふらふら歩いていても、道行く人は気にも留めない。結局、死までの30時間ほど、ゴッホは撃った人間については何も話さないままだったとか。 そのため自殺説が出たが、銃弾の角度や手の火傷がないことから、他殺説も囁かれるようになった。ちなみにゴッホの命を奪った拳銃は、オークションで2000万の値がついている。 画家として10年間活動し、2000点の作品を残す。享年37歳。いまの私と同い年。
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