코멘트
cocoa

cocoa

6 years ago

4.5


content

더 사일런트 레볼루션

영화 ・ 2018

평균 3.8

「ベルリンの壁」ができる5年前、1956年の東ドイツが舞台。 まだ検閲が緩い西ドイツに出掛けた18歳のクルト(トム・グラメンツ)とテオ(レオナルド・シャイヒャー)。 映画館で観たニュースでハンガリーのソ連に対する蜂起で多くの犠牲者を知る。 翌日、高校のクラスで授業前に行った「2分間の黙祷」がのちに国家を敵に回す事件となった。 そんな実話を基に描かれた、魂を揺さぶる秀作です。 英題は「The Silent Revolution」で沈黙の改革って感じ。 ラストまで観ると邦題の意味もぴったりです。 クラスの中心人物クリスとテオは進学コースにいて将来エリートの道に進める存在。 クリスは裕福な役人の息子、一方のテオは労働者階級で幼い弟たちもいる。 この2人の役がまた素晴らしく、嘘はつけない、友達も裏切れない、そんな芯の強い若者で絆も強かった。 また彼らの父親も複雑な過去を背負い、だからこそ息子たちには幸せになって欲しい気持ちが溢れているのです。 テオが父親のバイクの後ろに乗り、2人の弟たちがサイドカーに乗り毎朝登校するシーンは家族愛を感じるシーンでした。 彼らがクラスの仲間と一緒に何の気なしに行った「2分間の黙祷」が歴史の教師から校長、そして当局の役人まで伝わり、生徒たちをじわじわと締め付けるのですがそのやり方が恐ろしい。 一人ずつ呼びつけて首謀者を炙り出し、嘘を言って仲間割れを促す。 もっと酷いのは、生徒の家族の弱点を次々と追求したりすること。 特にエリック(ヨナス・ダスラー)は英雄死をしたと思っていた父親の本当の死に方を突きつけられ、あまりにもショックで暴走する。 エリックの大きく揺れ動く気持ちを演じた役者 はすごかった。 彼は一体どうなったのだろう…。 まだ18歳の生徒たちの選択が、それぞれの家族にも大きな影響を与えるという事実。 それでもクルトの父もテオの父も最後は子ども達の気持ちを汲んであげた。 永遠の別れになる覚悟をして普通に送り出す心境はどんなだったのか…。 作品を観ていて胸がつまるほど、彼らのまっすぐな生き方に気持ちが揺さぶられました。 「アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男」のラース・クラウメ監督の力作。 アイヒマンを追いつめた男(ブルクハルト・クラウスナー)が今回は当局の怖い役人を演じています。 それよりも怖かったのが女性局員ケスラー! 小さな矛盾点を突き上げ、生徒たちを疑心暗鬼にさせ、非道な手段で痛め付ける凄腕ケスラー。 でもクリスはテオにみんなを託し、みんなも裏切ることなく「自分の意思!」で西に渡る。 そんなラストシーンとその後がとても気になる終わり方でした。 ちなみに当時の社会主義国家では「若者」の価値は非常に高く、その後の彼らの待遇にも影響があったとか。 と言うことで、久々に観た骨太の作品で、演じる役者全てが印象的でした。 かなりの秀作に満足です。