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YOU

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5 years ago

2.5


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악령

영화 ・ 2013

평균 2.9

2021년 05월 02일에 봄

ヴィンチェンゾ・ナタリが監督を務めた、2013年公開のシチュエーション・スリラー。 同じ1日を延々と繰り返している事、そしてその日は霧が深く決して家からは出られない事にただ一人気が付いている15歳の少女リサが、なんとかこの現状を打破するべく孤軍奮闘する様子が描かれます。「シチュエーションスリラー」+「タイムループ」というジャンルミックスが為された本作ですが、言われてみればこの組み合わせってもの凄く低予算をカバー出来る発想ですよね!ナタリ、あなた考えたね。本作がまず斬新なのは、主人公リサは物語の軸となる「ループ&監禁」という特殊な状況を冒頭から既に把握済み!序盤からさっさと本題に入っていくこのタイトな作りは、テンポも良いので無しではないと思いますね。そこからも前述した2つのジャンルのツボを最低限押さえてくれてはいるのですが、更に本作は中盤でしれっともの凄いことを言い放ちます。何と本作にはもう一つ大きなジャンルが重なっており、しかもその類いの作品における”最大の大オチ”的要素にも主人公は早々と悟る上に別に動揺も見せません、これは新しい!!ただこれはナタリ監督作に共通しているとも言える事でもあるのですが、やはり前半で用意された大層なジャンルや舞台立てに比べ後半の勢いは全体的にかなり弱いと思います。何しろこれまで自分が述べてきた濃い要素の数々はまだ起承転結の承パートに過ぎず、要は前半の時点で全部出し切った感があるので、後半からはテンポや歯切れも一気に悪くなったような印象です。 それ単体でもかなり特殊なジャンルを97分の作品に3つも重ねるのはいくらなんでも無理があるんじゃないですかね。明らかに説明不足、描き込み不足な部分が多い為、結局何だったのかがよく分からなかったです。あと3つ目に重なるあのジャンルでの”あの設定”が万能で何でもありな為、全体の緊迫感も削がれていると思います(個人的にはそれを扱った某作品にも同じことを感じる)。ただ僕自身はこの”ぶち込み&ざく切り”のナタリ式調理法をこそ楽しんで観ましたし、観る価値は確実にあったと言い切れます。ナタリシェフにしか作れない珍料理を是非。 ガムテープで手を縛られるシーンは山ほどあるけど、あんな解き方は初めて観た。普通に危ないだろ。