코멘트
製作・監督ロバート・アルトマンによって製作された1975年のアメリカ映画 ・ アメリカで最も保守的な地として知られるテネシー州のナッシュビル。ハル・ウォーカー大統領候補のキャンペーンが行われる中、音楽スタジオでは大スター、ヘブン・ハミルトンがレコーディングをしていた。BBCのレポーター、オパールはヘブンのスタジオに潜り込むが、追い出されてしまう…。 ・ 長尺の群像劇といったらロバート・アルトマン監督だろう。日本人には馴染みのないカントリーの中心地ナッシュビルを舞台にした、24人もの登場人物が交錯する群像劇だ。アメリカでは高い評価を受けた作品だが、カントリーという題材と長尺のため、日本ではヒットせず、アルトマン作品にも関わらず、長い間DVD化すらされてなかった作品。 ・ アルトマンの群像劇は、最初の1時間ぐらい、集中して観ないと置いていかれる。なんせ登場人物が多いから、相関図を頭に叩き込むのに時間がかかる。しかし、アルトマンは登場人物に感情移入させる隙を与えない。すぐに切り替わる映像、アルトマンは常に、冷めた視線で物語を俯瞰させる。 ・ 恋愛映画のように2人にだけスポットライトが当たることなど、そうはない。人生はいつだって群像劇だ。つまり、アルトマンの映画は人生だ。そして、アルトマンの映画の主人公は、いつだって登場人物ではない。アメリカが主人公なのだ。この作品も、登場人物たちによってアメリカが見えてくる物語なのだ。 ・ アルトマンの群像劇の出演者を語ってたらきりがないが、渋いキャスティングなのに好感が持てる。無名だったスコット・グレンやジェフ・ゴールドブラムなんかも出演しているし、チャップリンの娘、ジェラルディン・チャップリンも個性的だった。 ・ アルトマンは浮き沈みのあった監督だけど、アメリカで最も尊敬されていた監督だ。いつも冷めた視線でアメリカを描くけど、それがかえってアメリカへの愛を感じさせる。アルトマンはアメリカの体現者だ。日本人には、オスカー受賞作品ばかりじゃなく、こういった作品も観てもらいたい。
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