코멘트
てっぺい

てっぺい

3 years ago

4.5


content

로스트 케어

영화 ・ 2023

평균 3.5

2023년 03월 25일에 봄

【唸る映画】 十字架や鏡を使う巧みな映像表現。鬼気迫る出演陣の本気度MAX演技力。そして何が正義なのか唸るほど考えさせられる映画の一本軸。それら全てが唸るほどレベルの高い秀逸作。 ◆トリビア 〇日本は2025年、団塊の世代と言われる800万人が75歳以上となり、国民の4人に1人が後期高齢者となる超高齢化社会を迎えると言われている。(https://eiga.com/news/20221003/1/?cid=news_20230203_4_1) 〇本作は、原作が出版された2013年の頃から松山ケンイチと前田監督で温めてきた作品。監督は「小説を読み終わったすぐあとに松山さんから電話がきた」と明かしている。(https://www.nikkatsu.com/report/sb15t1ngkvpducoc.html) 〇本作は原作小説がベースだが、犯人が明かされるタイミングなどは違う。(https://www.zubazubao.com/lost-care-syoukai) 原作では大友検事は男性。(https://www.youtube.com/watch?v=3FBUWZe_fKI) ○ 「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」という聖書の黄金律と、「私は、私にできることをしているだけ」と語る一羽のハチドリが、山火事を鎮めようとひとしずくの水滴を何度も運ぶ南米の民話絵本が、本作の二つのモチーフ。(https://www.cyzo.com/2023/03/post_340497_entry.html/amp) ○ 松山ケンイチは斯波を演じる上で、斯波が通常の人間と何も変わらない、異常者ではないというところを強く意識した。(https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/1019278) 雄弁な口ぶりだとサイコパスに見えるため、考え抜いた末に、感情を抑えた斯波の思考の伝え方にたどり着いた。(https://toyokeizai.net/articles/-/660281?page=2) 松山ケンイチは、4年ほど前から都会での俳優業と田舎の山里での農業、2拠点生活を続けている。(https://toyokeizai.net/articles/-/660281) 〇松山ケンイチと長澤まさみは初共演。役作りのため、互いに察して現場でまったく会話をしなかった。最終日に長澤が松山からもらった手紙には、そんな空気にさせたことへの謝罪の気持ちが書かれていた。(https://mdpr.jp/cinema/detail/3663723) 斯波と大友の一対一の対決シーンは、リハーサルなしの撮影。松山と長澤にとって、相手がどう出てくるか分からない、ガチでの演技バトルになっている。(https://www.cyzo.com/2023/03/post_340497_entry_2.html/amp) ○ 長澤まさみは、同世代の元女性検事を事前にリモート取材し、普段の生活から取り調べ中の感情の動きなどを細かく聞き出し、役づくりに生かした。(https://www.cyzo.com/2023/03/post_340497_entry_2.html/amp) 監督は長澤と役について何度も綿密に話し合いを重ねた。ラストシーンの長澤の表情には圧倒されたと話す。(https://www.cyzo.com/2023/03/post_340497_entry_2.html/amp) 〇鈴鹿央士は、上京直前に祖祖母を亡くしており、祖母の介護の姿を見てきた経験から、この作品に出演する決意をした。(https://marieclairejapon.com/culture/105668/) 鈴鹿央士は、現場に毎日一番乗りして役作りをしていた。(https://www.newscafe.ne.jp/article/2023/02/03/2818925.html) ○松山ケンイチと柄本明は松山が10代の頃から過去何度も共演。どれだけ親子に見えるかというのが勝負という観点から、壮絶な親子のシーンは回想部分だけ、実の息子の柄本佑と役を交代する構想もあった。(https://crea.bunshun.jp/articles/-/41225?page=3) 〇ロケ地は、長野県の諏訪エリアと伊那市がメイン。撮影は2022年3月より約1か月間、敢行された。(https://www.zubazubao.com/lost-care-syoukai) ◆概要 【原作】 葉真中顕「ロスト・ケア」(第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作) 【脚本】 「四月は君の嘘」龍居由佳里、前田哲 【監督】 「そして、バトンは渡された」前田哲 【出演】 松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、峯村リエ、加藤菜津、やす(ずん)、岩谷健司、井上肇、綾戸智恵、梶原善、藤田弓子、柄本明 【主題歌】森山直太朗「さもありなん」 【公開】2023年3月24日 【上映時間】114分 ◆ストーリー ある早朝、民家で老人と訪問介護センター所長の死体が発見された。死んだ所長が勤める介護センターの介護士・斯波宗典が犯人として浮上するが、彼は介護家族からも慕われる心優しい青年だった。検事の大友秀美は、斯波が働く介護センターで老人の死亡率が異様に高いことを突き止める。取調室で斯波は多くの老人の命を奪ったことを認めるが、自分がした行為は「殺人」ではなく「救い」であると主張。大友は事件の真相に迫る中で、心を激しく揺さぶられる。 ◆ ◆以下ネタバレ ◆ ◆迫真 検察室で大友と斯波が対峙するシーン。“穴”に堕ちた斯波の持論が展開され、“安全地帯”にいる大友が次第にのまれていく。家族という琴線に触れられ「関係ない!」と声を荒げるまでの一連の2人の鬼気迫る演技が素晴らしい。あれがあえてリハーサルなしでお互い会話もなく“探り合い”での演技対決だったというのだから尚更。父に死の針を入れる鬼の目から、懺悔の目に変わる松山ケンイチの“目”の演技も素晴らしかった。もっと言えば、柄本明の「お前を覚えているうちに殺してくれ」と魂で言葉を吐くシーンにはもう涙腺崩壊だった。他の出演者も含めて、命の重さに関わる迫真の演技が、本作の骨太さをより強固にしていたと思う。 ◆モチーフ タイトルに示された十字架のシルエット。大友が母に父の死を告げる事になる施設でのシーンでは、母の首に十字架のネックレス。十字架の形に夕陽が差した斯波の部屋では、大友が斯波の父の思いが詰まった折り鶴を発見する。斯波が正義とする聖書の黄金律が大友の内に響き始めていることを、十字架というモチーフを通して描いた映画表現だと思った。また、本作を通して多用された鏡は、映るものが逆になる対比構造な訳で、斯波の“救い”は大友にとって殺人、大友の言う“絆”は斯波には呪縛になるその対比を映し出す。それこそ白服の斯波と黒服の大友が反転の色彩で対峙した検察室のように、2人の言う正義が表裏一体のものであり、その解釈がある意味紙一重である事を、反転させた映像表現として演出していたと思う。 ◆唸る 本作の一本軸として描かれた、斯波と大友のそれぞれの正義の対峙。“救う”という表現が戯言のようにも思えた序盤から、斯波の出自が明らかになるにつれ、大友と共に、見ているこちらもその戯言が真実に変わっていくうねりを覚える。梅田(戸田菜穂)の疲労や“最高の介護士”という言葉、羽村(坂井真紀)に戻った笑顔や“救われた”という台詞からも、その説得力が増す。何が正義か唸るほど考えさせられる展開は一方で、死刑の肯定否定プラカードが混在していたワンカットや、法廷で梅田が“人殺し”と叫んだように、本作は斯波を全肯定している訳でもない。“迷惑をかけない人間なんていない”と羽村が言ったように、介護する側される側を優しく肯定するト書きも。幼い斯波を撮影する“父の目線”に入るエンドロールに、本作が伝えたいメッセージは、唸るほど考えさせられる“正義とは何か”に加えて、折鶴の内側に記された深すぎる親子愛だったようにも思えた。 ◆評価(2023年3月24日現在) Filmarks:★×3.9 Yahoo!映画:★×4.0 映画.com:★×4.0 ◆関連作品 「ブタがいた教室」('08) 前田監督の出世作。生命の重さを問う点で本作と共通する。プライムビデオレンタル可。 引用元 https://eiga.com/amp/movie/96905/ https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ロスト・ケア