
dreamer

돈 쥬앙 드마르코
평균 3.0
この映画「ドンファン」は、妄想癖のある男の戯言と、ひとことで言ってしまえば、それまでなのですが、そう簡単に問屋が卸さないのが、この映画です。 まさに大人のためのファンタジーなんですね。 とてもロマンティックで、ハートフルで、微笑ましくて、もう何とも言いようがありません。 とにかく、素敵な映画です。 怪傑ゾロのようないでたちで、突如現れるドン・ファン(ジョニー・デップ)のカッコ良さ。 コスプレしているのは、デップだけで、時代は現代なのです。 失恋をして自殺しようとした彼は救助されて、即刻、精神病院に入れられます。 そこで担当になった精神科医(マーロン・ブランド)が、ドン・ファンと接していくうちに、だんだん気分的に若返り、倦怠期だった妻とラブラブになるんですね。 治療の間、ドン・ファンが話す内容が、回想シーンとなって出てくるのですが、このシーンがまた素敵なんですね。 ドン・ファンの父と母の運命の出会いも、ドン・ファンの"運命の女性"との出会いも、どちらも劇的で濃厚なんですね。 エキゾチックな映像が効いていて、精神科医が思わず身を乗り出して聞き入ってしまうように、観ている私も思いきり、引き込まれてしまいましたね。 ドン・ファンとは、果たして何者なのか? 彼の言っていることは、嘘なのか?-------。 そういうことは、ラスト近くになると、どうでもよくなってくるんですね。 現実と虚構の間を行ったり来たりするドン・ファンとストーリーに身を任せて観ているのが、次第に快感になってくるんですね。 次第に、頭の中から「?」マークが消えていくのを感じるのが、実に心地いいんですね。 ジョニー・デップは、こういう役をやらせたら天下一品です。 彼の代表作でもある「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでも、真面目なのか、ふざけているのか、わからないような楽しいキャラを演じていましたが、この映画でも彼の本領発揮という感じで、実に見事だと思いますね。