코멘트
星ゆたか

星ゆたか

3 years ago

4.0


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충격과 공포

영화 ・ 2017

평균 3.4

2023.4.9 【座談会レビュー】第27回。 ブッシュ政権によるイラク侵攻の根拠とされた、大量破壊兵器の疑義を報じ続けた数少ないアメリカの新聞社ナイト・リッダーの記者たちの姿を描いた社会派ドラマです。 参加してくれるのは。星ゆたか、光みちる、風かおる、雲かすみ、雨あられさんです。どうぞよろしくね。😉👍🎶 (星)アメリカでは2018年7月、日本では2019年3月に公開されてます。今回参照した映像の字幕監修の所に池上彰さんの名前がありました。ナイト・リッダーの編集局長の言葉。『高度の文明社会とは、報道の誠実さと明晰さの重要性を意識的に尊重できる社会であり、報道の内容が正確かどうかに疑いを持てる社会です。』に象徴された本作品への思いが感じられます。 (光)その編集長ジョン・ウォルコットを演じたのが本作の監督でもあり、俳優としても活躍してるロブ・ライナーさん(47年生まれ)なんですね。見ている時は気がつきませんでした。あの「スタンドマイミー」(86)「ミザリー」(90)「恋人たちの予感」(05)などの監督さん。俳優としては、そうそうウディ・アレン監督の「ブロードウェイと銃弾」(94)なんかにも出演してました。 (風)原題の「衝撃と畏怖」(SHOCK AND ANE)は米軍の作戦名から採られているようです。 映画ではブッシュ大統領を始め、多くの政治家たちのテレビでの実際の発言映像が引用され、その背後で新聞記者達がどのように考え行動していたかを、俳優が演じ描き出しています。ナイト・リッダーのジョナサン役をウディ・ハレルソンさん(61年生まれ)。「ラリーフラント」(96)「メッセンジャー」(09)「スリービルボード」(17)などでオスカー候補になっている方。 同じく記者のストロベル役がジェームズ・マーディンさん(73年生まれ)好きな「魔法にかけられて」(07)に出てました。そして元新聞記者でベストセラー作家のジョー・ギャロウェイ役を名優トミー・リー・ジョーンズさん(46年生まれ) 今でも日本のCMの出演で親しまられている、「逃亡者」(93)のオスカー俳優ですね。 また男性主軸のドラマ展開の中で、それぞれの女性パートナーとの会話も魅力ですが。 中でもバツイチのストロベルのパートナーになるべく人物、リサを演じたジェシカ・ビールさんとの場面。 彼女が相手を感心させ喜ばせる、イラクとイスラエルの関係の歴史を勉強してきて、デート場面でエンエンと語る所は。 私にとっても、ウキウキしながら小歴史をオサライできて楽しかった。 (雲)2001年9月11日に同時多発テロが発生。31の地方新聞を傘下に置くナイト・リッダーのウォルコット局長はストロベル記者を国防省に派遣。ラムズフェルド国防長官らが、アフガニスタンでなくイラクへの出兵を画策していることをつきとめました。イラクのフセイン大統領とテロの首謀者ビン・ラディンを結びつける策略を。そもそも国や思想的背景を知る人から見たら、この組み合わせはあり得ないそうですね。 『フセインは俗人で、ビンラディンは原理主義者だから』とか。 (雨)ともかくこの9.11のテロのショックたるもの凄くって。先日もTVのコメンテーターでも活躍しいるハーバード大学出身のパックン(パトリック・ハーラン)氏は今でもあの飛行機追突・ビル崩壊の映像を見ると吐き気を催すほどらしく。 その精神的衝撃の“跳ね返し”を当時の多くの国民が愛国心に。 その思いを相手にも同じ苦しみ悲しみをもたらす〈報復の攻撃〉にすり替えて。 だからそのブッシュ大統領の開戦声明『北朝鮮.イラン.イラクのテロリストは悪の枢軸。イラクの民主化、平和国家のための戦争』という所を、または“世界の警察”というアメリカの立場を、正当化したかったんでしょうね。 (星)この時のアメリカ人の愛国心の盛り上がりは凄くって。国旗がたちまち売り切れ。この辺は例えば現代の日本ならどうなんでしょう。東京の象徴的建物が、攻撃破壊されたら?、こんなにも愛国心が沸き上がり国民の意識を結束させるもんでしょうか。 この時の43代ブッシュ大統領(任期2001~2009)の2002年の支持率は91%という考えられない数字でした。けれどその後の2008年はやはり、戦争発起人としての責任や虚偽声明体制が露呈した所もあってか19%と急降下で、どちらも最高・最低の記録だそうです。ただ2018年の好感度は61%だというから、“喉元過ぎれば”何とかっていう所なのかな。 彼のお父さん(1924―2018)は41代大統領(89~93)です。 (光)この映画の中で描かれた。ペンタゴン(国防省)に勤めていた女性の内部告発も注目です。 『先に決定を下し、それに合った情報を集める』 『アラブの専門家は遠ざけ、イスラエルの情報屋ばかりはフリーパス。』 『情報収集の基本原則を何も守ってない。』 この時のドナルド・ラムズフェルト長官(1932―2021)。43歳の時、最年少の国防長官になった人。この後ろ楯になっていたのがCIA長官のジョージ・テネット氏(1953年生まれ)。 『イラクには大量破壊兵器がある』と断言し。コリン・パウェル国務長官のTV声明の時は、後ろにいるようにと指示されたらしく、その時の画面に神妙な顔つきで写ってました。 でもその大量破壊兵器の情報が誤りだった責任で2003年に早々に辞任してる所は。情報捏造の大衆の批判のほこさきをとりあえず一身に、まずこの人が受けたかっこうなんでしょうか? それとも米国家の政治体制におけるCIAの立ち位置のせい? (風)トミー・リー・ジョーンズさん演じたジョージ・ギャロウェイさんがイラク開戦前に言ってます。 『爆弾を落とす前にベトナム戦争の教訓を思い出すべきだ。何時だって政府の失敗は兵士があがなうのだから。』 またこの闘いについては。そのギャロウェイ氏に協力を申し出たウォルコット局長は、開戦前に社の姿勢方針声明として、社文記事に次のようなこの後の米国政府の状況を予見するかの言葉を。 『勝っても民主主義の知らない国民を教育するのに数年。失敗したら侵攻が引き金となり、イラク国内は民族主義グループの小国が分裂し、米国は内戦鎮圧のため何十年も撤退出来なくなる。』と。 (雲)映画の冒頭に。まだ20代前半で愛国心の果ての姿。イラク戦争に出兵し、片足を無くし車椅子の障害者になったアダム・グリーン元陸軍上等兵の「退役軍人公聴会」の様子。数字を挙げての答弁でまず心を掴まれました。 そして劇中、志願するまでの両親とのやり取りなども見せている所も印象的です。ベトナム戦争の体験のある父親はその妻つまり、母親と共に心配して反対する訳です。 でも世間の情報や若者特有の正義感で、ためらうことなく出兵する意思を示します。 またこの愛国心と同じ考えをもたらした大量破壊兵器(核兵器)の別の話。 過去のソビエトへの恐怖と戦意をもたらした出来事。 62年のキューバ危機の話を持ち出し、戦争に賛成する世代もいて。 実際ストロベルの父親は反戦報道する息子に対し。『お前はケネディ大統領がキューバ封鎖声明を出した62年10月に生まれたんだ。』と。 (雨)ニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどの大手の新聞社、その記者達。またテレビのCNN放送の報道局などもこぞって、大統領の発言を信じて報道を続け。ナイト・リッダー社のウォルコット局長支社の記事は、これら大手からの無視はもちろん、同じ傘下のグループからもはねられて載らなくなってしまう。 けれどそんな状況になっても、局長は言う。 『私たちは子供たちを戦争に送りこもうとする者に味方しない。真実を書くんだ。政府が言ったことだからと正しいとうのみにせず、必ず“本当か?”と問わなければならない。』と。 こんな言葉を社会主義独裁国家の、 ロシア、北朝鮮、中国なんて、日本の近隣国の中でも言える時代が来ればいいと切に願います。 (星)さらにこの映画の中でイラク国民会議創設者のアフマド・チャラピー氏とナイト・リッダー社のストロベルとランデーが会見する場面も強烈です。 この男は米国から次のイラク首相のポストをちらつかせられたのか。自分の祖国のイラク国が大量破壊兵器を所有するという嘘を平気で述べてます。 結局この戦争で、イラク兵100万人、 米兵3万6千人以上が死傷。 2兆ドルの戦費。 また権力者の不義に抗う報道機関の姿を描く映画と言えば。 「スポットライト.世紀のスクープ」(15)「ペンタゴンペーパーズ.最高の機密文書」(17)があり。 さらにこの作品の中でストロベルが。 ワシントンポストの記者が、ニクソン政権の不当に迫る映画。 『「大統領の陰謀」(76)を見て記者になって失敗した』とぼやくセリフが笑わせました。 このように権力の懸かった報道をうのみにはせず。 《メディア・リテラシー》私たちも情報に対し批判・分析・評価・同調しながら創造的に自己表現してゆく力を身に付けていきたいものだと思いました。 だからこそ映画鑑賞、そして身近な人達の様々な意見・考えに傾聴する姿勢が大切なんだとも。 そんな所で今回は閉会です。 ありがとう😉👍🎶ございました。