코멘트
dreamer

dreamer

3 years ago

3.5


content

쓰리 킹즈

영화 ・ 1999

평균 2.9

イラクとの協定が結ばれて湾岸戦争が終わり、何もすることのない米軍兵士たちは、帰国を待つばかりであった。 そのような中、主人公とその仲間たちは、敵の投降兵士から手に入れた地図に記されているのが、フセインが、クウェートの富裕層から集めた金塊の隠し場所だと確信を持ち、金塊強奪を企てる。 この映画のタイトルは、聖書にある「東方の三賢人」に由来するもの。 デヴィッドO・ラッセル脚本・監督。出演は、ジョージ・クルーニー、マイク・ウォールバーグ、アイス・キューブが出演していて、なかなか見応えのある作品だ。 この映画は、ジャンル分けが難しいが、政治的なメッセージ性の強いコメディ、というのが一番正確なところだろう。 相当の時間をリサーチに使ったと言われているが、その成果かどうか、本筋とは一見して無関係に見えるディテールの描写に面白みがある。 敵の根拠地に潜入してみれば、アメリカを始め世界各国の工業製品が闇市さながらに所狭しと並んでいたりする様は唖然とするし、ジーンズを抱えて、右往左往する敵の兵士は、非常に滑稽だ。 実はこういった描写、"企業家精神の発露としてのアメリカの戦争"という皮肉が混じっていると思う。 一見して無関係に見えるが、これこそが、この映画が見せようとする本筋かもしれない。 お気楽に宝の強奪を計画した男たちが、思わぬ困難に遭遇する中で知る、"戦争の矛盾とアメリカの大義の理不尽さ"。 人の死体が簡単に転がり、本来救うべき人々が、援助もなく見捨てられ、私欲や物欲が蠢く見せかけの平和。 自国の企業の権益保護を人道主義にすり替える大国のエゴ。 もちろん、誰もが分かっていたことなのだ。 何を今更、と言う気もする。しかし、これがメジャー・スタジオの大作として作られる懐の深さ。 アメリカの正義にツバを吐いて見せる気骨。 もちろん、スターが共演する戦場アドベンチャーという娯楽映画のパッケージを周到に用意し、何よりアメリカ兵が、アメリカの理想を実現する展開ではあるのだけれど。 反面、不必要に説教臭い映画になってはいないだろうか。 主人公たちが、最後までお気楽にお宝強奪を目的に走り回る、陽性の戦場冒険アクションであったら、もしかしたら、この映画のメッセージ性はより強く、屈折した形で伝わったかもしれない。 それを惜しいと思う。娯楽性とメッセージ性の融合はいつだって難しいハードルだが、娯楽性が言い訳に使われたようにも見えるこの作品は、娯楽映画としての強靭さを獲得できていない。 明確なスタイルを持った、映像とオフビートなコメディセンス、そして何より、その度胸で脚本・監督のデヴィッドO・ラッセルが株を上げたのは事実だろう。 内臓に食い込んだ弾丸が、どのようにダメージを与えるのかを再現して見せるカットなどは、アイディアとして秀逸だし、それをアイディアに終わらせず、物語の中できちんと消化しているところも実に良い。 ただ、どこか作り込み度の高さによって、登場人物たちと観る者との距離が開いてしまい、感情移入を難しくしているところがあると思う。