코멘트
てる

てる

5 months ago

3.5


팝 역사상 가장 위대한 밤

영화 ・ 2024

평균 3.9

Netflixで話題になっていたこの作品。ウォッチリストの肥やしになっていたので、解消してみました。 泣けると話題になっていた。実際に胸が熱くなる部分もあった。 ただ、制作陣が期待している感想を私は抱けない。なぜなら知っているアーティストが極一部なのだ。悲しいが分かってほしい。この曲が制作された年は、私はまだ産まれてもいない。洋楽にも明るくない。なぜそうとわかっていて、観たのだろうか。 『ウィ・アー・ザ・ワールド』さすがにこの曲は聴いたことがある。この曲がそんな風に作られていたなんて知らなかった。すごい曲だったんだね。 いい曲だよね。もちろんいい曲ではあるが、この曲の価値はチャリティーで作られたとか、参加アーティストにこそあるのではないか。それを知っているかどうかで、この曲の聴き方が変わってくる。 まずこの作品を観て思ったのは、段取りが悪すぎる。いくらなんでもいい加減すぎる。 リッチーが潤滑油みたいな役割を果たしていたと足を組んで語っていた。 そりゃそうだ。集めたのも企画したのもリッチーなんだから。というか、混乱しないようにあらかじめしっかり予定を立てておくべきなのだ。潤滑油の役割を果たさなければならなかったのは、身から出た錆なのだ。本来、そうしなくてもいいように段取りしておかなくてはいけないよね。 日程が悪い。 あの大物アーティストを一堂に集めるにはあの日しかなかったのだろう。だが、音楽祭の後の浮かれてる状態で一カ所に集められたら、そりゃ収集がつかなくなる。アルコールを入れてる人もいただろう。いわば、二次会のカラオケのような感覚で現場に向かったら、まともに仕事をしろと言われているようなものだ。 集めるアーティストが悪い。 みんなアーティストだ。しかもただのアーティストではない。世界をまたにかけるような、超大物アーティストたちだ。 いわば、みんな女王蜂だ。女王蜂をまとめるのは不可能に近い。 曲が出来てない。 打ち合わせなんてしてないから、皆がそれぞれやりたいことを意見している。 事前に作られた曲をそれぞれに送り、このパートを歌ってほしいと伝えておくべきなのだ。そうすると、そのアーティストが自分の色でこうしたい、ああしたい、こっちの方がいいとか意見してくるので、それを事前に調整しておくべきなのだ。 それを全くしてないものだから、スティービー・ワンダーがスワヒリ語をコーラスに入れたいと言い出し、それに嫌気が差して帰る人が出てきてしまうのだ。 トップアーティストなので、実力で路線をひん曲げる自信があるのだ。たしかに、彼の意見も一理ある。だが、一晩でレコーディングしなければならないという状況であれば、その意見を通すわけにはいかない。 だから、事前に全て納得の上で来てもらわないとダメだったよね。 あまりにも杜撰なプロジェクトに参加させられて、ほとほと呆れ果ててしまうのはわかる。全然進行しないので、業を煮やして無理矢理推し進めようとする人、酒を飲んで浮かれる人、ただただ戸惑い静観する人など、現場は目を背けたくなるような悲惨な状況だった。 それもそうだよね。今も伝説に残るようなアーティストたちだ。各々が自らの音楽に深いこだわりを持っている人たちなのだ。その人たちにデモテープを聴かせて、さぁその場で歌いましょうと言ってもそうなるわけがない。 私は観ていて辛かった。 意外だったのがマイケル・ジャクソンだ。マイケルはかなりのこだわりがあるアーティストで、面倒臭いことを言ってしまう役だと思っていた。だが、主催側なのに、自分の意見を強く押し出すことはなく、他のアーティストの話しに耳を傾けつつ、余計な口を挟まず自分のパートや仕事に徹していた。考えていたよりもずっと大人な人だった。 なんだかんだでようやく深夜にレコーディングが開始された。 ようやく悪夢が終わり、美しい夢の時間に変わった。 面倒臭いこだわりを持つ女王蜂の集団はやはりトップアーティストだった。彼ら彼女らが一度マイクの前に立つと、その声に、その歌唱力に、そのカリスマ性に圧倒されるのだ。 見たことも聞いたこともないアーティストばかりだったけど、その一声でファンになってしまう。そんな魅力を持ったアーティストたちであった。 特に良かったのが、ブルース・スプリングスティーンだ。本調子ではないどころか、喉から血が噴き出すんじゃないかと心配になるくらいのがらがらの声なのに、全力で歌い上げる姿がただただカッコよかった。もう二度と歌えなくなっちゃうんじゃないかと不安になるくらいだったが、それでも歌い続ける彼の勇姿。しかもめちゃくちゃ色気があってカッコイイ。凄かった。 なんやかんやで朝になり、ようやくレコーディングは終わった。 あの悪夢の時間が嘘のように晴れやかな気持ちで、にこやかに帰っていくアーティストたち。ダイアナ・ロスはこの時間が終わりたくない、帰りたくないと言っていた。 余韻が忘れられないときってあるよね。文化祭のあととか、打ち上げのあととか。名残惜しくて仕方ないという瞬間っていいよね。最高に楽しかったんだろうなぁ。 その気持ちわかるよね。きっとあの場にいたら誰もがそう思うはずだ。最高のアーティストたちと同じ空間でレコーディングなんて夢のような体験だろう。 それぞれのパートに聞き惚れて、自分も歌い、それに聞き惚れているアーティストたち。物凄い贅沢な時間だ。 最後に流れた『ウィ・アー・ザ・ワールド』は最高に美しく、感動的だった。 ただ、これを足を組んで、大変だったねなんて言ってる主催者たちを見るとちょっと引いちゃう。自分たちはこのビッグプロジェクトをやり遂げたんだ! という高揚感でドーパミンが出ていると思うけど、実際はグダグダのグズグズだった。 どうせなら、こんなグダグダでグズグズの杜撰にも程がある穴だらけのプロジェクトを完成にいたらせてくれて、本当にありがとうとか本当に申し訳ないとか、恥ずかしいとか言ってほしい。 スタッフとアーティストに対する謝辞と感謝を詰め込んで送ってほしい。 アメリカ人と日本人の感覚の差を如実に感じた。 でも、この突貫工事だったからこそ、この素晴らしい曲が出来上がったのかもしれない。きちんと色んなことが整備された状況でロボットのように、エゴを捨てて歌っても面白いものにはなっていなかったかもしれない。 もしかしたら、その狙いでやっていたのかな。どんなことがあっても、レコーディングを終わらせる自信があったのかな。 そうであったのなら、主催者側の人たちほとんでもないやり手だ。