코멘트
ひろ

ひろ

9 years ago

3.5


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영화 ・ 1985

평균 3.4

黒澤明監督によって製作された1985年の日本・フランス合作映画 ・ 過酷な戦国時代を生き抜いた猛将、一文字秀虎。70歳を迎え、家督を3人の息子に譲る決意をする。長男太郎は家督と一の城を、次郎は二の城を、三郎は三の城をそれぞれ守り協力し合うように命じ、自分は三つの城の客人となって余生を過ごしたいと告げた。しかし、秀虎を待っていたのは息子たちの反逆と骨肉の争いだった…。 ・ 黒澤明、最後の時代劇。シェイクスピアの「リア王」を下地に、毛利元就の「三本の矢」の逸話を盛り込んだ力作。前作の「影武者」も、この映画のためのリハーサルだったのだから、監督がこの映画にかけた想いは計り知れない。黒澤明の集大成であり、監督曰く、「人類への遺言」である。 ・ 「影武者」でもそうだったけど、合戦のシーンは同じシーンの繰り返しで単調だ。退屈と感じるかもしれないが、ここにもメッセージを感じる。戦争を誰よりも嫌っていた監督だから、戦を劇的に描かなかったのだろう。単調な殺戮の繰り返しこそが戦争なんだ。だからドラマチックなわけがない。そう感じた。 ・ 悲劇である「リア王」を下地にしているだけに、もちろん悲劇になっている。血縁による骨肉の争い。親も子もない。恨みの連鎖。争いを選んだものに幸せなど訪れない。必ず報いが来るんだというメッセージ。監督の反戦の気持ちが、内容からも伝わってきた。 ・ 秀虎を演じた仲代達矢。黒澤映画と言ったら、三船敏郎や志村喬を思い浮かべる人が多いだろうけど、仲代達矢も忘れちゃいけない。「用心棒」の洒落ものヤクザなど、忘れられない個性を放った名優だ。この作品でも気が狂った秀虎を熱演。 ・ 長男の太郎を演じたのは、『黒澤明最後の愛弟子』と言われる寺尾聰。次男の次郎を根津甚八。三男の三郎は、「影武者」の織田信長で注目された隆大介。三兄弟は物語に深く関わっているので、この3人の俳優の演技が作品を支えている。 ・ 女狐のような楓の方を原田美枝子が怪演。不幸過ぎる末の方を、いまではクイズ番組でお馴染みの宮崎美子が演じている。さらに、道化のような異質なキャラクターである狂阿弥を、ピーターが演じている。いまではすっかりオネエだが、役者として開花した頃のピーターはすごい。 ・ カラー作品になってからの色彩感覚も素晴らしい。アカデミー衣裳デザイン賞を受賞した華やかな衣裳も見所だ。姫路城や熊本城などで撮影しているのも、すごい。アカデミー賞名誉賞を受賞した時に、ジョージ・ルーカスとスピルバーグが、「世界最高の映画監督」と言ったのはお世辞なんがじゃない。それは黒澤映画を観れば明らかだ。