코멘트
kao_matsu

kao_matsu

8 years ago

5.0


content

8과 1/2

영화 ・ 1963

평균 3.5

確か1980年代だったと思うが、リバイバル上映で初めてこの映画を観たとき、私自身の見るヘンテコな夢と、この映画の描写がソックリだったことに仰天し、僭越ながらも、マルチェロ・マストロヤンニ扮するこの映画の主人公グイドは、いや、この映画はまさに自分自身だ!と思ってしまった。だから、生理的・感覚的な超シンパシー以上には、きれいさっぱり何もないこの映画を客観的に語るのは、とても難しい。ストーリーといえば、ある映画監督がスランプに陥り、そこから再生するという、それだけのこと。だが、フェリーニがすごいのは、そんな単純なストーリーの中で、魑魅魍魎のようにうごめく精神や夢の流れを断続的に視覚化し、映像化して見せたこと。その映像のサブリミナル効果的なショッキングさではむしろ、次の作品『魂のジュリエッタ』のほうに一歩譲るとしても、女性の精神世界を描いた『魂の~』に対して、苦悩するオトコの悲哀として共感する部分が多い本作は、フェリーニの大好きな作品群の中でも、私にとっては究極の一本だ。              ◆ この作品は、主に精神分析にまつわる小難しいセリフが多く、とにかく登場人物が専門用語をベチャクチャ、ベチャクチャ早口でまくしたてる。1960年代以降のフェリーニ作品の特徴でもあるが、そういうセリフ一つひとつに囚われずに、とにかく五感で感じるのみ。これほどシンプルな向き合い方ができる映画はそうないと思う。だから私にとっては、手引書がないと容易に理解できないような、難解なヨーロッパの巨匠作品が多いなか、フェデリコ・フェリーニの作品は、本当に分かりやすく、庶民的な存在だと思う。寄席やお笑い、サーカスなど、庶民の道楽をよく知りつつも、孤高のアーティスト性も持つというその両面こそが、フェリーニの最大の魅力のように感じる。